以前から、私は油物が大好きでした。特にフライのコロッケやマヨネーズたっぷりのポテトサラダ、またポテトチップスなどが大好物でした。けれど、こんな日々の生活を送っていたある日、たまたま受けた検査でコレステロールが異常に高いと言われ、それからコレステロールを減らすための食事療法をすることになりました。
医師の指導でコレステロールの低い食品を食べるようになったものの、それは体質ではなくて、単に甲状腺が悪かったためだと随分経って別な医師から指摘されました。最初にかかった医師が漢方医だったのでその食事のコレステロール過多の食事について指摘され、食事療法を実行するように言われました。
私は油っぽい食事を止めて、大豆類を中心に組み立て、コレステロールの多い卵とかタラコ、肉類の脂身などを避けて、たんぱく質も大豆が青魚などに変えて、カリウムを含む野菜や海草類などに変えていきました。
そうした中でいろいろ試行錯誤している中で出会ったのが黒豆です。こうして黒豆を食べていくうちに、そのミラクルな効能が自分のなかでも起き黒豆大好きになりましたので、その経緯を書いてみたいと思います。
コレステロールを減らしたい一心で栄養素と首っ引きに検討している中で、「黒豆」の栄養素が完璧であると気付きました。成分を見ていると、これだけを食べているだけで一日に必要な栄養素が撮れ健康を保てるのではないかと思ったのです。まだ、こんなにダイエットに効くとして「黒豆」にスポットが当たる前のことです。
食事療法については、最初は大豆中心にしていて、豆腐、納豆、凍り豆腐、豆乳などを食べました。そのお陰で体重も極端に減ってしまったのですが、その食事療法を続けて5年ほどして花粉症が軽減していることに気づきました。
黒豆は大豆の仲間で栄養的には大豆が持っている特性と変わりはないのですが、それ以上に効能があるのは、大豆にない黒い皮の部分にアントシアニンという成分があることです。
これはポリフェールの一種なのですが、このアントシアニンが有効な働きがあることに後に気がつきました。アントシアニンには抗酸化作用があり、加齢とともに増えてくる活性酸素を防いでくれます。活性酸素はあらゆる細胞を老化させますが、アントシアニンはポリフェノールなので、この活性酸素を制御してくれるのです。
そうすると、細胞は活性化しますので皮膚などが若返ります。つまり、アンチエージング効果が期待できるのです。活性酸素はいろいろな部分を老化させるので、さまざまな疾病にも関与しているといういう報告もあります。したがって、この活性酸素を制御することは、とても大切なことのようですし、黒豆はその大切な役割を担っています。
黒豆の栄養素
黒豆の栄養素をざっと振り返ってみると、アントシアニンやイソフラボン、大豆たんぱく質、ミネラル類、食物繊維、オリゴ糖、ビタミンB群、ビタミンEなどが含まれています。他には、ミネラル類の含有量も多くカリウム330mg カルシウム80mg、マグネシウム60mg 鉄分4.2mgと豊富です。
現代の食事ではミネラルが摂りにくいのですが、豆というよりあたかも薬のように黒豆にはミネラルが含まれています。こうした成分のお陰で、さまざまな効能の恩恵にあずかることができます。抗酸化作用のおかげで、美肌効果動脈硬化予防、糖尿病予防、血圧降下作用、更年期障害の緩和、骨粗しょう症予防、便秘予防などに効果を発揮します。
黒豆の力
美肌効果
黒豆のアントシアニンには、メラニンが産まれることを抑える作用がありますから、このことで美白効果が生まれます。また、抗酸化作用により細胞を若返られ活性化しますからみずみずしい肌を取り戻すことができます。こまことから「アンチエージング」作用を期待できます。
アントシアニンには、皮膚の弾力を保つコラーゲンを、安定させる効果があると言われます。私も肌が目に見えて若返ったということは思えませんが、かなりいい加減なスキンケアをしている割には、ニキビや吹き出物の肌トラブルなどはありません。
また、女性は更年期を迎えると女性ホルモンの分泌が減少してきます。そうなると、しわやたるみなどの老化現象が起きてくるのですが、女性ホルモンに似た成分を持つイソフラボンは肌の弾力性を取り戻してくれます。アントシアニンとイソフラボンという二つの成分のお陰で、美肌効果が期待できるのです。
動脈硬化を予防する効果
黒豆アントシアニンを摂取すると、血中コレステロールの減少につながるとも言われていますが、イソフラボンにも、血中コレステロールを減少させる効果もあります。
コレステロールが減少しますと動脈硬化のリスクが低下します。黒豆のアントシアニンやビタミンEには強い抗酸化作用があるため、血液がさらさらになります。
また、黒豆の食物繊維や良質のたんぱく質にも、コレステロールが増えることを抑える効果があると言われています。これらの作用により、黒豆には動脈硬化を予防する効果があると期待されています。
糖尿病を予防する効果
黒豆に含まれるアントシアニンには内臓脂肪を減少させ、善玉ホルモンの分泌を活発にする働きがあります。それはアディポネクチンという物質ですが、インスリンの働きを正常にする作用もあります。糖尿病の食事は大変といわれています。
私は糖尿病ではないので効果の程はわかりませんが、黒豆のアントシアニンによる働きで、糖尿病の予防や軽減が期待できるならば、血糖値に悩んでいる方には朗報となるでしょう。とにかく、黒豆を食べればいいのですから簡単ですね。
高血圧を予防する効果
黒豆には大豆と同様に大豆サポニンがあります。このサポニンが血液をサラサラにしにし、また、黒豆に豊富に含まれるカリウムが、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。こうした二重の作用により血圧を下げてくれるのです。
更年期障害の症状を改善する効果
女性は加齢によって卵巣の機能が衰え、エストロゲンの分泌が減少することで自立神経が乱れ不定愁訴を訴えるようになります。
例えば、頭痛、肩こり、ほてり、発汗などから不安、憂鬱など、身体症状とともに精神的な症状も現れます。こうした現象は更年期障害と呼ばれていますが、黒豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンと似た働きを持つ植物性エストロゲンと似た作用がありエストロゲンの分泌を促し、更年期障害の症状を軽減したり改善したりする作用があります。
また、生理機能、卵巣の機能向上にも役立ってくれます。実際、この大豆の植物性エストロゲンは、バストアップにもなりますよ。
骨粗しょう症を予防する効果
エストロゲンの分泌が減少すると、骨にカルシウムを蓄えておく力が低下しますから骨密度が低下し骨がもろくなります。そのため、ちょっとしたはずみで骨折などのけがをしやすくなります。これが、骨粗しょう症なのですが、大豆イソフラボンには骨の中にあるカルシウムが溶け出すことを抑える働きと骨量を増やす働きもあるため、イソフラボンの摂取量が多い人は骨密度が高いというデーターが報告されているそうです。
黒豆にはカルシウム80mgと豊富に含まれているため、この二つの成分のお陰で骨粗しょう症の予防になると言われています。
便秘を解消する効果
黒豆に含まれる不溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にします。また、黒豆にはビタミンB₁も含まれていますから、自律神経の機能を高めて腸のぜん動運動を促進してくれます。オリゴ糖も含まれていますので、腸内環境も整えて便秘の解消に役立ってくれます。
サポニン効果でダイエット!
黒豆には現在ブームの黒豆ダイエット効果も期待できます。黒豆に含まれているサポニンは、脂肪吸収を抑制する効果があります。サポニンには体が吸収したブドウ糖が中性脂肪に変わることを抑える効果があるので、ダイエット効果が抜群というわけです。
また、サポニンには血中コレステロールの量を調整し、血液をサラサラにする効果があります。
こうした作用によって、脂肪も燃やされ健康的にダイエットができるというわけです。また、便秘効果のところで触れましたが、黒豆には食物繊維が豊富な食品のため、便秘解消効果もさることながら腹もちがいいことも、無理のないダイエットが継続できる要因でもあるでしょう。
このように黒豆は、いろいろな健康効果がダブルどころかトリプル的にあるのです。この健康によいとされる乾燥黒豆を、私は自分で煮て毎日食べました。
結果、7年間も甲状腺疾患に飲まなければならないホルモン剤を飲まなくて済むようになりました。今年に入り血液検査をした結果、このホルモン剤を一年以上中止していたのもかかわらず、数値が正常に戻っていたのです。本来飲まなくてはならない薬でしたが、薬を飲まなくても体調が悪くなかったためグズグスして病院に行きませんでした。
どこかで一生飲まなければならない薬を止めたい気持ちがあったのかと思います。このままでもいいと思っていたのですが、急に歯科医にかからなくてはならない事情ができ、もしかしたら麻酔を使用しなければならないかもしれないので仕方なく病院へ出向きました。
以前、甲状腺ホルモン剤を飲んでいなかった時、歯科の麻酔薬でショック症状を起こしたことを思い出したからでした。このことが不安だったために、仕方なく病院へ行き血液検査も受けることにしましたが、受けた結果、甲状腺機能の数値が正常値になっていることにビックリしました。
生涯飲まなければならないと運命付けられていた薬でしたから、まさに奇跡に近い感覚でした。いろいろ考えた結果、これはもしかしたら黒豆のお陰ではないかと私は思ったのでした。
黒豆のミラクルな栄養成分は、成人病のほとんどの病気に適応しています。長年苦しんだ花粉症も去年あたりから出なくなっています。黒豆のミラクル成分が、多分私の免疫力を高めてくれたのでしょう。そういえば、私はずっと風邪はひきませんし、花粉症も直ってしまいました。こうしたことから、私は当分、黒豆に足を向けて眠れませんし、今後もこのミラクルな食品に私の健康を託していきたいと思っています。私の大好きなもの…それは黒豆ですし、これからも黒豆です。
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