そもそもコムデギャルソンとはどんなブランドか?
川久保怜氏がデザイナーを務め日本の服飾ブランドとして日本、海外各地に店舗を構えます。社長には川久保氏をはじめとして、川久保氏の血縁者を含めて牽引しています。
あおの独特の個性とスケールの広大さで異色の注目を浴びてきたブランド「コムデギャルソン」フランス語で「少年のように」という意味であるといいます。
人々は川久保氏がデザインするファッションに驚き、時には賞賛を贈り、時に理解を示しながら今日まできています。川久保氏は東京生まれ、慶應義塾大学を卒業後にアパレルメーカー勤務、服飾デザイナーとしてのは学んでおらず、独学でデザインを行うことで知られています。
東京に生を受けた彼女は学生運動が活発であったという時代に慶應義塾大学を卒業、母校の教育理念の影響もあってのことか、川久保氏はときどき、反骨精神を口にする。寡黙で多くは熱弁せず、自らの理解を求めようともしないスタンスが有名です。
河久保氏の基本姿勢は常に作品が全てを物語るという考えであり、現在でもコムデギャルソンのファッションは謎が多いものです。大所帯の会社を率いる川久保氏は元旭化成の社員であり、デザイナーや服飾教育の履修経験はないと堂々と発表しています。
一風変わったブランドであるというのに、コムデギャルソンは世界各地において200以上の直営店舗を持ち、1973年以降からCEOに就き会社を牽引しています。その川久保氏が1980年代から発表したパリコレクションのラインナップを少しご紹介すると、2000年春夏エンフォースメント、2001年春夏オプテイカルパワー、2002年春夏エスニッククチュール、2003年春夏エクストリームアンバランスメントというように、2017年代に至るまで毎年コレクションを発表してきています。
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