観賞魚の中でも私のおおすめ、メダカ初心者の観察日記

《メダカさんやってくる》
メダカを飼い初めて半年が経ちました。
元々私は動物やペットに関心がなかったのですが。
たまたま知人がメダカを沢山飼育していまして見せていただいたんです。ゆったり泳ぐ様、水槽から出る水の音、森を思わせる綺麗な水草、すっかり心を奪われました。
癒しですよ、癒し!癒しを求めていた私にはとても魅力的に見えました。


ですがうちにはそんな大きな水槽を置けない…とこぼせば、メダカは比較的簡単に飼育できるし、テーブルにおけるような小さい水槽もあるよ、こんなのどう?とお古をわけてくれました。
メダカも譲ると言ってくれましたが、初心者だし、大事に育てているメダカに何かあっては申し訳ないから、と断り、ペットショップで購入してきました。朱色が綺麗な楊貴妃です。水草に色が映えてとても綺麗で愛らしかったのでこちらの種に決めました。お値段は1匹300円程です。

メダカにもエリートがいて、色が鮮やかで発育の良いものは少しお高いお値段がついていましたが、何分初心者。最後まで売れ残っていた小さな個体を2匹買ってきました。
こうして私のメダカ飼育が始まりました。
ここからは私が経験したメダカのいる生活の魅力を話していきます。

メダカさん喧嘩する

メダカを飼育する時の注意点
水1リットルに対し、メダカ1匹の割合で飼育すること。
と、いうわけで私がもらったお古の水槽は定員2名だったわけです。
最初は仲良くゆったり泳いでいたんですが、しばらくして、どうも様子がおかしいことに気づきました。
1匹がもう1匹を執拗に追いかけ回しているのです。そして隅に追いやり、自分は悠々と真ん中を泳いでいました。

ペットショップで聞いたら、どうも縄張り争いのようですね。
メダカを少数で飼うとこういうことが起こるようです。
追い詰められたメダカは神経が過敏になって弱ってしまったので、別の水槽に移しました。

メダカさん臆病になる

大きい水槽で沢山の仲間と飼える状態が一番メダカにとっていいのだろうけど、狭い我が家ではそれが難しく、寂しいだろうなぁ、と申し訳なく思って見ていました。
特に、ペットショップで最後まで売れ残っていたメダカのため、体は小さく、性格も臆病、人間に慣れていなく、やたらと怖がるので、怯えさせないように、決して上から覗かない、姿勢を高くして近づかないなど、気を付けました。部屋で一人で中腰で歩いている変な人ですよ。でもそんな自分がおかしくて楽しくて。

上から近づけば攻撃されると思ってパニックを起こすし、水槽に他の仲間がいないので、確実に自分を狙っている!と思うのでしょうか。
この頃はとにかくビクビクしていて、こちらも慣れないことで神経を使い大変でした。メダカに優しい飼い方とは言えないですね…ダメな飼い主ですね…

メダカさんに愛情芽生える

でもを与え続けることによって、段々警戒心は解けてきました。餌を与える匙を見せれば、餌だ!と浮上してくるようになり、とりあえずメダカの中での私は、餌をくれる無害な人間だ、くらいにランクアップ(?)したようです。
そうして少し近づいて観察できるようになると、メダカってとっても愛らしい生き物だな、と思うようになりました。

まず正面から見た顔がとても可愛らしいのです。胸ヒレをユラユラ揺らしてこっちを見つめる様がとってもキュート!
そして小さな目をキョロッと動かしてこっちを見たり、尾ひれの優雅な動き、何でか逆立ちして(病気ではなく)砂利をツンツンしていたり、とにかく可愛い!真の愛情に芽生えました。
独身女がペットを飼うと終わりだ、と言われる訳がわかったような気がします。

メダカさん個性が出る

そして、面白くなってきたのはここからです。少数で飼うのはメダカのストレスのためにおすすめは出来ませんが、少数で飼うことによって、1匹1匹の個性というものが見えてきたんです。
メダカというのはとても俊敏な生き物です。危険を感じたりビックリすると、ピュンッと目にも止まらない早さで逃げます。
ところがうちのメダカ、私が水槽のガラスをツンツンとつつくと、スススーッとバックで後退するんです。メダカってバックで泳げるんだ…何となく前進しかしないものと思ってましたよ。

メダカにしてみれば、餌をくれる人間だけど、油断はならないから、目を離さないようにしつつ距離をとる、というところでしょうか。
メダカの気持ちはわかりませんが、その気になれば一瞬で離れる事もできるのに、スススーッと下がる…
ちなみにもう1匹は普通にUターンしてピュッと離れます。

知人に聞いてみたけれど、大きい水槽で沢山のメダカを飼っていると、大抵みんな同方向に一斉に逃げるらしいです。メダカは集団行動が基本のようですね。バックで泳いでいる所を見たことがない、と言っていました。

あまり怖がらせるのも可哀想なので、刺激しないようにしていましたが、たまーにやっちゃうんですよね。
そして、デスクで書き物をしていて、ふと水槽を見ると、メダカがジィーっとこっちを見ているんです。目が合うとフイッと離れて行ってしまいますが。
しばらくするとまたジィーっと見てる…何だかこちらがメダカに鑑賞されているような気がしてきました。
知人曰く、水槽の外に関心が向くほどには余裕が出てきたんじゃない?とのことでした。多分寂しいんだろうなぁと思いつつも、このメダカはツンデレだ、と思うと、よりいっそう愛しくなりました。

メダカさん酸欠になる

ここからの出来事を私はメダカパニックと呼んでいます。私がパニックになった、ということですが。
季節が夏に移り変わり、気温が上がってきた頃、メダカの様子がおかしいことに気がつきました。水面で口をパクパクして、そのあと潜ろうとするけど、底までいかずにまた水面に戻り、口をパクパク…
これはもしや酸欠!?命に関わる!とすぐ知人に電話しました。
あー、そうだね、小さい水槽だと、気温の上昇でどうしても…

やっぱり酸欠なんだ…ということで、すぐ教わった通り対処しましたが改善せず、ちょっと荒療治ですが、洗面器に水を張って氷を少し入れて、そこに水槽ごと入れて、水槽内の水温を少しずつ下げるという方法をとりました。
メダカ飼育ベテランさんには、そんな無茶な、と思われるかもしれませんが、何とこれでメダカは持ち直しました。
ゆったりといつものように潜ったり泳いだり、苦しそうではありません。ひと安心です。

メダカさん引っ越しをする

はぁーっよかったぁ、と一息つくも、根本的に問題は解決していないのです。
まず毎日洗面器で氷水で冷やさないといけない環境では困る、ということで、7リットルの縦長の大きめな水槽に移しました。縦長のため、狭いスペースでも置けるのです。ちなみに知人が手配してくれました。ありがとう!
テトラのオートワンタッチフィルターで、水をろ過しつつ、エアーも送ってくれるというものも用意しました。また、水温を少しでも下げるために、水槽用のファンも購入しました。
そして、大きな水槽になったことで、お友達を新たに2匹迎えることができました。

メダカさん流される

メダカは元々水流が苦手だとネットに書いてありましたが、これまで水流のない水槽にいたせいもあり、うちのメダカはもう…
水の吹き出し口に行っては下に叩き落とされ、かといって下に行くと、上昇水流に乗ってしまい、フアーッと浮かんでいきます。そしてまた下に…自力で下に行こうとしても水流に逆らって泳げず、プカーッと浮いてしまうし、何とも不憫な状態でした。

でも水流を止めるとすぐに温度上昇等で酸欠の症状が出てしまうのです。
困ってメーカーに相談もしました。
でも結局解決策はなく、最終的に水の吹き出し口に、排水口ネットをかけて、水が落ちる角度を変え、勢いを少し抑える、という方法で落ち着きました。
しばらくして、メダカも慣れて、ゆったり泳げるようになったので、安心してドーッと疲れが出ました。
小さく儚い命ですからね。飼うからには、メダカが快適に寿命まで生きられるように世話をする責任があります。無知だから、初心者だから、では許されませんものね。

その後も続いたパニック

初めての飼育ということで、問題は次々起こりました。買ってきたばかりの子供メダカが卵を産んで、何故?子供じゃないの?卵どうすればいいの?このままだと食べちゃうんだよね?と次のパニックが来ました。
その次には、ペットショップの売れ残りだった一番小さなメダカが、餌の争奪戦に負けてしまうことと、水流の負担のダブルパンチで痩せ細り病にかかってしまったり…
毎日のように、メダカがぁー!と大騒ぎする日々です。

真のエリート

先程もチラッと話しましたが、メダカにもエリートがいまして、楊貴妃だと、朱色が鮮やかで餌をタップリ食べて大きく育ち、適応力も高いものが高値で売られています。
そういうのを飼うのはもっと慣れてからだなー、と思っていたのですが。
私が一番最初に買ってきた、売れ残りの小さなメダカは他のメダカの2/3程の大きさしかありません。
ペットショップでは餌の争奪戦に負けて餌をあまり食べられず、大きくなれなかった個体だそうです。
餌を食べようとすると他のメダカに蹴散らされ、追い払われ、臆病で、適応力も低い…ペットショップで長くひもじい思いをしていたんだろうと、餌をつい贔屓して与えてしまいます。

でも最近思ったんです。
次々メダカパニックが起こり、その度に真っ先に弱ってしまうのがこの小さいメダカなんですが、早くに気づいて対処すれば必ず持ち直すんです。
どんなに手を尽くしても、亡くなってしまうこともありますし、1匹実際に病気で亡くしてしまいました。
でもこのメダカは、酸欠の時も一番症状が酷く、痩せ細ってしまったときももうダメかと思いましたが、餌を与えるときだけ隔離して根気よく食べさせ続けたら、元の体型に戻り、今ではちゃんと自分で争奪戦に参加して食べています。

知人に話すと、多分一番サバイバルして生き延びてきた、自然に近いメダカなんじゃないかなぁ、水槽についた藻なんかを食べて、弱いなりに生きる知恵を身につけてきたのではないかな、とのことでした。
このメダカは色も薄く小さいけれど、私の中では一番のエリートで可愛い子です。
勿論他のメダカも同様に愛情を注いでいます。

最後に

メダカ初心者が見たメダカの魅力を好き勝手に話させていただきました。ベテランさんから見れば拙いところ、おかしなところ、メダカにとってよい環境ではないと思うところ、いっぱいあると思うのですが、これから、メダカとともに、精進してまいりますのでご容赦くださいませ。
そして私はクヨクヨ悩んでしまう人にはメダカを飼うことをおすすめしています。

与えられた環境で必死に生き延びようとする儚い命、それを守るために手を尽くしていれば、自然とクヨクヨから離れていきます。
私も悩み多くクヨクヨどうしようもないことを考えてしまう方でしたが、メダカと共に暮らすことで、癒され励まされ、時に振り回され、楽しく過ごしています。
メダカがいる生活、送ってみませんか?とても楽しく幸せを感じる事ができますよ。