ラッコの魅力!

私が大好きなモノ、それは水族館の人気者、ラッコです!!

あなたは「ラッコ」と言われて何を想像しますか?
海に仰向けに浮かんでいて、お腹の上で貝をわり、ユーモラスに食べる。なんだか小さくて、かわいらしい顔をした動物。漠然とそんなイメージではありませんか?

そんなあなた、ラッコを誤解しているかもしれませんよ!

ラッコ好きの筆者が、ラッコの秘密&魅力をお教えしちゃいます。

Photo by Victoria Alexander on Unsplash

ラッコはそんなに小さくない!?

ラッコ、どれぐらいの大きさだと思いますか?小型犬くらい?人間の赤ちゃんくらい??
その可愛らしい容姿からかラッコは小さくイメージされることが多いんです。でも、それは大きな誤解!

個体差はありますが、尻尾まで含めるとラッコの体長は120㎝から150㎝もあるんです。大きなものでは45キロの体重になることも。
小柄な女性と同じ位の大きさですよね!イタチの仲間の中では、最大級の大きさなんです。

水族館などでラッコを眺めていると「え!?大きくない!?」「ラッコ、でかくないか?」なんて声が飛びかっています。ラッコ好きな私としては、ニンマリしつつ、そんな会話に耳を傾けています。
そう、ラッコは意外と大きいんです!

ラッコは動物界でも、1、2位を争うほどの毛深さ!?

寒い海に生息しているのにもかかわらず、ラッコの体にはあまり皮下脂肪は蓄えられていません。

では、どうやって彼らは寒さを凌いでいるのでしょう?

答えは、その毛にあります。ラッコは動物界でも1、2位を争うほど毛深い動物なのです。
その毛深さ、なんと1平方㎝あたり、10万本の毛が密集してはえているんです!

分かりやすく説明します。人間の髪の毛は約10万本だと言われています。髪の毛全部が、たった1平方㎝に密集している図を想像してください。
異常なほどミッシリ!!いかにラッコが毛深いかが分かりますよね!

ラッコが寒い海でも生活できるのは、この密集した毛のおかげ!高密度の毛が寒い海の水からラッコを守ってくれているんです。

その為、毛づくろいはラッコにとって、命にかかわる大切な日課です。水族館でも、ラッコがせっせと毛づくろいをしているのを見ることができますよ。

以前は、このラッコの毛皮を求めて、ラッコが乱獲された時代もありました。ミンクの4倍ともいわれる最高級の毛皮に人間がむらがったのです。

その結果、20世紀のはじめには、絶滅寸前までラッコの数は減ってしまったのでした。

現在は、毛皮を目的としたラッコの捕獲は禁止されていますが、まだまだ安心はできません。海の水質汚染(原油の流出事故など)にも、大きな影響を受けていると言われています。

ちなみに、毛皮が狙われるほど毛深いラッコですが、手のひらには毛が生えていません!ラッコの体の中で、1番無防備なのが手のひらなんです。

ですから、ラッコは口もとや頰、目元に両手を押しつけて手を温めています。その仕草の可愛らしいこと!水族館の人気者なのが納得の愛らしさですよ。

ラッコのエッチは少々過激!?

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基本的には海の上で生活しているラッコ。ラッコが寝ている時や休むときに流されないように、海藻(ケルプ)を体に巻きつけるのは有名な話ですよね。
ラッコは群れで生活しているので、群れからはぐれてしまわないようにする目的もあります。

水族館などの海藻がない場所では、2匹のラッコがキュッと手をつないで眠ることも。これはもう、文句なしに悶絶級のかわいさです!

さて。そんな可愛らしいラッコですが、交尾は少々過激なんです。

オスはメスと交尾の際に、メスの体が波に流されて自分と離れてしまわないようにある行動をとります。

なんと…、メスの鼻を噛むんです!!

それも、結構な本気噛み!
イタチ科のラッコ。口を開くと大きな犬歯が目にはいります。(アワビ等を引きちぎって食べたり、エビやカニを食べたりするのですから当然ですが…。)

交尾後のメスラッコの顔に血が滲んでいることは少なくありません。中には、その怪我が原因で食事がとれなくなり、死んでしまうメスラッコも…。 (まさに本末転倒です…。)

かわいい顔つきとは対照的な、過激過ぎるエッチをするラッコなのでした。

ちなみに、ラッコは1度の出産で1頭の子どもを産み、お腹の上に乗せて育てます。
大人は頭部は薄い茶色ですが、子どもは全身が真っ茶色!もこもこの毛で覆われたコロコロの姿はまさにぬいぐるみです。

ラッコには秘密のポケットがある!?

さて、ラッコがお腹の上に乗せた石に、ハマグリなどの二枚貝をたたきつけて割る動作は有名ですよね。
このお腹の上の石、貝を割る際だけでなく、海中の岩についているアワビをはがす時などにも使われているのはご存知でしたか?

上手に石という「道具」を使う、器用で賢いラッコ!
このように日常的に道具を使うのは、ゴリラやチンパンジーなどの霊長類を除けば、哺乳類ではラッコだけだと言われています。

では、この石!ラッコはどうやって手に入れていると思いますか?
エサを手に入れる度に、毎回、海底に取りに行っている?答えはノー!!

ラッコにはそれぞれ、お気に入りの石があります。そして、そのお気に入りの石は、使わない時は脇の下にあるポケットに入れて運んでいるんです。

そう、ラッコには皮膚のたるみを利用した、秘密のポケットがあるんですね。

ラッコはそのポケットを、お気に入りの石をいれる以外にも、食べかけの貝やおもちゃを入れるなど、たくみに使っているんです。

あんなにかわいいラッコが、ポケットにお気に入りの石を隠し持っているなんて!!しかも、ラッコ同士でお気に入りの石を見せっこする様子も確認されています。

「僕の石、すごいだろうー!?」「私の石だってすごいわよー」こんな感じでしょうか?
あぁ、かわいい!!私的にはかなりの萌えポイントです。

ラッコに会えない水族館!?

このように本当に可愛らしいラッコですが、実は日本の水族館からラッコがどんどん姿を減らしている事をご存知ですか?
ピーク時に国内で122頭飼育されていた
ラッコですが(1994年)、現在は12頭まで減っています。なんとピーク時の10分の1以下…!

その原因は、大きく分けて2つあります。

  • ラッコを保護するために、アメリカやロシアがラッコの輸出を規制していること
  • 水族館で飼育しているラッコの繁殖があまりうまくいっていないこと

平たく言うと、水族館で誕生し、育てられたラッコの草食化が叫ばれているんです。(こうした現象はラッコ以外でも起こります)
また、最近では国内で飼育されているラッコの高齢化も、繁殖に歯止めをかける要因になっています。

もちろん、この状況を水族館関係者も手をこまねいて見ているわけではありません。

国内のラッコを守るために、水族館同士が協力し、相性の良いラッコ同士をペアリングするなど、繁殖をすすめる取り組みがされています。
また、保護活動により自然界のラッコの数も増えていると言われています。今後、再び日本にラッコをむかえる機会もあるかもしれません。(最近、アメリカからヨーロッパに輸出した例もあるそうです!)

ラッコの保護は大切です!でも、だからこそ、ラッコの賢さやかわいらしさを身近に感じ、観察する機会も失いたくない!
ラッコラブな筆者は切に願っております。

最後に

いかがでしたか?ラッコの可愛らしいさ、賢さ、たくましさ、貴重さ、お伝えできましたでしょうか?

とにかく、ラッコは可愛い!!

次のお休みには、ぜひラッコのいる水族館へどうぞ!