
私は帽子が大好きで、店で見かけるとついつい買ってしまいます。「帽子似合わないし…」「合わせ方わからないし…」などと帽子をかぶるのを躊躇している友人が周りに多いのですが、そんな友人たちに私が伝授してきた数々のエピソードや帽子の活用方法をここで語ろうと思います。
帽子には様々な種類がある!
帽子、と一言で言ってもたくさんの種類があります。今回はその何種類かを紹介しましょう。
キャップ
皆さんが一番よく知っている帽子はキャップなのかな、と思います。野球少年がかぶっているあの帽子がキャップです。ブーメラン状のつばが前側についているものを総称してキャップと呼びます。メジャーリーグのロゴが入っているキャップは現在流行中で売っているのをよく見かけます。
ハット
手品師さんや英国紳士がかぶっている、全方位につばが輪になってついているものをハットと言います。ハットのなかにも何種類かに分類できます。頭部を覆う山の部分をクラウンと呼ぶそうです。
- シルクハット…クラウンが高くなっているものでシルクやファーフェルトなどの素材で作られます。燕尾服を着るときなどの正装にも登場してきます。
- ボーラーハット…クラウンの部分が丸くなっており、つばの端がくるんと少し丸くなっているものです。チャップリンがかぶっていたハットがこのボーラーハットになります。
- ソフトハット…中折れ帽、とも呼ばれ天井の部分が内側にへこんでいるものです。
- ストローハット…麦わら帽子のことです。日よけのためつばが少し大きめのものが多いです。
- カンカン帽…天井が平らな麦わら帽子の一種です。
ハンチング帽子
とんねるずの木梨さんがよくかぶっている、前ひさしがついていて横に広がった帽子のことです。つばが小さめで高さも低めのものですね。
ベレー帽
絵描きさんの帽子、と言えば伝わりやすいでしょうか。サンリオキャラクターのポムポムプリンもかぶっていますね。フェルトで作られることが多いです。
帽子の魅力
雰囲気が変わる!
帽子をかぶることでいつものファッションにアクセントをつけることができます。ちょっと明るい色の帽子をかぶれば表情も明るく見えますし、小物に気をつかっているように見えるのでおしゃれ度アップです。
寝ぐせ隠し
私がよくやるのがこれです…(笑)出かけるまでに時間がない!というときにとりあえず何かしら帽子をかぶれば頭頂部の寝ぐせは隠せます。おしゃれに見えるので寝坊したことがばれないことが多いです。裏技ですね。
紫外線予防
夏になると頭を直撃する日光がけっこうつらいですよね…帽子をかぶれば日よけになりますし、顔の日焼け防止にも役に立ちます。厚い生地のものだと蒸れてしまいますが、麦わら帽子やカンカン帽など風通しのよいものをかぶれば涼しく過ごせます。
帽子のデメリット
いいことだらけ、というわけにはいかないのがおしゃれの難しいところですよね。かわいい帽子にもいくつかのデメリットがあります…
髪にくせがついてしまう
寝ぐせ隠しには最適の帽子ですが、帽子を脱がなければならない場面に直面したときにはなかなかのピンチです。帽子をかぶると髪の毛がつぶれてしまい、ものによっては髪に癖がついてしまいます。
ベレー帽やハンチング帽子などで起こりやすい事件ですが、帽子をとったときに髪の毛があらゆる方向に飛んでいき、ぼさぼさ頭になってしまうことが多々あります。帽子を脱ぐ際にはすぐに髪を直せる場所でぬぐことをお勧めします。
目上の人と話すときには取らないと失礼になってしまう
わかりやすいのは野球部の挨拶でしょうか。甲子園などでも彼らは挨拶をする際には帽子を脱いでいますね。一般的なマナーとして、挨拶をする際には帽子は脱ぐことになっています。なので目上の人と出かけるときにはかぶっていくことは難しいですね。
置き忘れることも多々…
私が一番恐れているのは帽子を忘れることです。カラオケなどに出かけ、ずっと帽子をかぶっているのも窮屈なので1度帽子を脱ぐとかぶってきたことを忘れてしまうことがあります。イヤリングやピアスのようにつけっぱなしにできるものではないので、置き忘れには気を付けるようにしています。
帽子の選び方~顔のカタチで選ぶ~
丸顔の人
丸顔の人は帽子がよく似合います。比較的どんな種類の帽子もかぶりこなすことができます。
キャップやボーラーハットなどのトップが丸い帽子が特によく似合います。縦の長さを出すように帽子をかぶるのがポイントになります。
浅めにかぶったり、おでこを出すように前側を上げてかぶるとスタイルが決まります。丸顔の人が帽子選びで気を付けるポイントはトップの四角い帽子、たとえはカンカン帽などですが、これらをかぶると顔の丸さが強調されてしまいます。
丸さにコンプレックスを感じている場合には避けたほうがよいかもしれませんね。
面長な人
面長な人は細長い帽子やトップの高い帽子をかぶると顔の長さが強調されてしまうのでハットやニット帽を立たせてかぶるのは避けたほうがいいかもしれません。
ハンチング帽子やボンボンのついていないニット帽、シンプルなベレー帽など、高さのない帽子がよく似合います。高さのあるハットなどをかぶるときには寝かせてかぶるなどして高さをごまかすとよいでしょう。
四角い顔の人
つばの短いハンチング帽子などボリュームのないシンプルな帽子は顔の四角さを際立たせてしまいます。正面から見た時に顔の幅を超える大きさのつばがあるものやボリューム感のある帽子がよく似合います。中折れ帽子やカンカン帽などがよく似合うでしょう。トップが浅めで飾りのついているものを選ぶと全体のバランスがよくなります。
逆三角形の顔の人
つばの幅が狭く深めにかぶれるキャップなどの帽子を選ぶとよいでしょう。丸いシルエットの帽子も華奢な印象になるのでかわいらしい印象になります。シャープでスタイリッシュな印象にしたいときには先のとがった細い帽子を選ぶことがおすすめです。
帽子の選び方~髪の長さで選ぶ~
ベリーショート
ベリーショートの人には顔の輪郭にぴったりとフィットするものがおすすめです。キャップやベレー帽をかぶるとかわいいと思います。
ショートカット
ショートカットの人は帽子のつばが耳よりでないようにかぶるとバランスが取れます。ベレー帽を載せるようにしてかぶったり大き目のニット帽を耳を出すようにしてかぶるのがいいですね。
ミディアム
ハット系の帽子がとにかくよく似合います!中折れ帽など少しおしゃれ上級者風の帽子もかぶりこなせます。
ロング
ヘアアレンジ次第でどんな帽子でも似合います。髪をまとめればショートヘア風にもなるのでいろんな種類の帽子がかぶれます。
まとめ
スカートをはくときも、ズボンをはくときも、私はいつも帽子をかぶります。冬はあったかいし夏は太陽直撃を避けられて涼しいし…どこに行くにも欠かせません!私は髪がそこまで長くないのでベレー帽をよく着用しているのですが、今は様々な色のものがありますね。
少し派手かな、と思う色でも思い切ってかぶれば世界が変わります。新しい自分を発見できるアイテムが帽子です。最初は冬にニット帽子をかぶることから始めたのですが、ニット帽子にもボンボンがついているもの、ついていないものなどさまざまな種類はあり面白いな、と思ったのが帽子を集め始めたきっかけです。
編み物を練習していつか自分で帽子を編めるようになりたいな、とひそかに思っています。一度帽子をかぶって出かけてしまえばもう抵抗はなくなるはずです。最初の思い切りが大事です。
自分では似合わないかも…と思ってもいつもと違った斬新なファッションに周囲の人は必ず気が付いてくれると思います。帽子をかぶって出かけるようになってから、私はよく友人に「おしゃれだね」と言ってもらえるようになりました。自分を変えてくれた帽子というアイテムがこれからも大好きです。