雨の日でも気分は晴天!MoMAスカイアンブレラの魅力

スカイアンブレラってなに?

伝説のデザイナーが生み出した傘の名品

伝説のグラフィックデザイナーTibor Kalman(ティボールカルマン)とEmanuela Frattini Magnusson(エマニュエラ・フラッティーニ・マグナッソン)が1992年に発表した傘のことで、国内外のMoMA Design Storeで20年以上にわたるロングセラーを誇る人気商品です。
閉じている時はシンプルな黒い傘ですが、傘を開くと一転、内側に広がる青空のデザインが特徴です。

スカイアンブレラの魅力って?

広げた時の意外性が素晴らしい

一見すると、木製ハンドルの何の変哲もない黒い傘にしか見えません。
スカイアンブレラの魅力が分かるのは傘を差した瞬間。
傘内部、頭上に広がる一面の青空と白い雲
その意外性とデザイン性の高さがスカイアンブレラの魅力と言えるでしょう。

日本人好みの控えめな自己主張

私が気に入っているのは、その魅力があくまで控えめに表現されている点です。
デザイン性の高さを表立って主張するのではなく、傘を開いた時に初めて分かるオシャレという演出が、なんとも心憎いではないですか。

そのセンスは、かつて着物の裏地に凝ることを粋としていた江戸っ子気質と通じるところがあるようにも思えてなりません。
なんとも日本人的なこの感覚、スカイアンブレラが日本のMoMA Design Storeでロングセラーかつベストセラーなのも頷けます。

気分が沈みがちな雨の日でも、パッと広げただけで自分の上に青空が広がる特別感。
雨の日が楽しみになることは間違いありません。

もちろん、誰かに褒められるのも嬉しくない訳ないのですが、自分だけが分かる楽しみというのも良いのではないかと思うのです。

誰が持ってもしっくりくるユニセックスなデザイン

男女問わず、どんな年代の人が手にとってもしっくり馴染むデザインのスカイアンブレラ。

実際、MoMA Design Storeオンラインショップ「父の日ギフト特集」でおすすめ商品として取り上げられる一方、女性にもファンが多い傘なのです。

私がスカイアンブレラを初めて手にしたのは女子高生の時でしたが、それから20年以上経った今も違和感なく使い続けています。

そんな普遍的な魅力が、スカイアンブレラにはあるのです。

正直、機能的に優れている傘なら他にもたくさんあります。
例えば重量。スカイアンブレラは布地がゴワゴワしている上に2枚重ねの作りになっているので、畳んだ状態はもっさりとしていてスマートとは言えません。
ゆえに重量も傘としてはそれなりにある方です。
もっと言えば、手動式なので片手が塞がっている時は使いづらいですし、丈夫そうでいて結構簡単に骨が折れてしまう難点もあります。

また、傘を閉じた状態だと本当に何の変哲もない黒い傘なので、たくさん傘が置いてある場所だと簡単に見失ってしまいます。

しかし、そんなイマイチさを差し置いても、何度となく修理に出してまでも使い続けたいと思える魅力が、スカイアンブレラにはあるのです。

スカイアンブレラと共に知っておきたい傘がある

MoMAオリジナル傘の第2弾「スターリーナイト アンブレラ」

スカイアンブレラと並ぶMoMA傘のベストセラーと言えば「スターリーナイト アンブレラ」が挙げられます。

スカイアンブレラ同様、表地は無地一色のシンプルなデザインですが、傘を広げると頭上一面に星空が広がる仕様になっています。
内側に描かれているのはゴッホの「星月夜」


1889年にフランスのサン=ポール・ド・モゾル修道院の精神病院で療養中に描かれた作品です。MoMAの永久コレクションでもある、ゴッホの代表作のひとつです。
スカイアンブレラが昼の傘だとしたら、こちらはさながら夜の傘とでも言いましょうか。
後にフランス人作曲家アンリ・デュティユーに影響を与え、ウッディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」のポスターにも使われた作品です。

ゴッホ自身の想いを主観的に描いたと言われる星空に想いを馳せながら、雨の夜道を歩くひとときは、それだけで特別な時間になりそうです。

そもそも、MoMAってなに?

モダンアートの殿堂・ニューヨーク近代美術館

MoMAとはニューヨーク近代美術館のこと(The Museum of Modern Art,New York)です。
独創的な展示と、世界最高峰の近代・現代美術を有することで知られています。
設立は1920年。1932年にはアート美術館としては初の試みとなるキュレーター常駐の建築部門とデザイン部門が創設されました。

世の中に「グッドデザイン」の価値を広げる役割を担ってきたモダンアートの殿堂と言える美術館です。

一流キュレーターが厳選!MoMA公式ショップ「MoMA Design Store」

MoMA Design Storeは、MoMAのキュレーターが厳選したプロダクトの中から、雑貨・インテリアまでグッドデザインを取り揃えたMoMA公式ショップのことです。
日本国内には現在2店舗(2017年6月現在)。

1号店の表参道店に続き、2017年5月19日には関西初出店となるMoMA Design Store 京都がオープンしたのは記憶に新しいところです。

世界トップクラスのキュレーターが厳選したアイテムが揃うショップだけあって、どの商品もデザイン性が高く、「ここでしか買えない物」が揃っているのが魅力です。

店内には、美術館に収蔵されているMoMAコレクション、MoMAでしか手に入らない限定品などが多数含まれ、世界中ファンを魅了し続けています。
そんなMoMA Design Storeの名品・逸品を全国どこからでも買えるオンラインストアは、地方在住者にとって非常にありがたい存在です。

MoMA Design Storeの贈って喜ばれるグッドデザイン

さて、こんな風に書くとアートに興味のない方には縁遠いショップだと思われるかも知れません。
しかし、興味がない人こそMoMA Design Storeで贈り物選びをすれば間違いないと思います。

雑貨から食器類・装飾品までさまざまなアイテムが揃っているので、相手に合った商品を選ぶことができます。

PAVINAダブルウォールグラスや富士山型の富士ちょこなどは、結婚式の引き出物として人気があるそうです。

例えば今回ご紹介したスカイアンブレラは、自分用としてだけでなく、家族や友人へのプレゼントとしても選ばれているそうです。
先方に喜ばれるだけでなく、「ちょっとセンスのいい人」なんて贈った人の株まであがるおトクなギフトと言えるかも知れません。

最後に

私がスカイアンブレラと出会ったのは20年以上前のことです。
当時の私にとって、傘としては非常に高い買い物でしたが、それでも手に入れたいと思う魅力がありました。

それから1度も他の傘に変えることなく使い続けています。
スカイアンブレラを褒めてくれた人は夫になり、子供にも恵まれました。
娘を抱えて傘をさしていた時代を経て、今では娘の友達が「素敵な傘ですね」とスカイアンブレラを褒めてくれます。
途中、紛失したり骨が折れたりもしましたが、その都度修理しながら使い続けてきました。

人生の半分以上を共に過ごしてきたスカイアンブレラは、私にとって雨の日の大事なパートナー。
これからも、雨降りの憂うつな気分をほんの少し明るくしてくれると思います。

Momaスカイアンブレラ