大好きな「ボランタリー・チェーン」系コンビニの魅力

コンビニには2つの経営方式があった!
皆さん、コンビニは好きですか?
コンビニは70年代に登場して以来その数を増やし続け、現在では5万店舗を超えるともいわれています。(コンビニエンスストアの定義が曖昧な為諸説あります)

さて、コンビニと言えばどこのコンビニを思い浮かべるでしょうか?
セブンイレブン?
ローソン?
ファミリーマート?
……色々ありますね。

このようなコンビニエンスストアですが、実際どのくらいのお店の種類があるか知っていますでしょうか?


こちらもコンビニの定義が曖昧な為揺れますが、およそチェーン展開しているものでも80種類はあるといわれています。
セブンイレブンやローソン、ファミリーマートは「フランチャイズ」という展開方式を取っています。この言葉は聞いたこともある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かたやもう一つ、「ボランタリー・チェーン」という展開方式もあります。一体どのようなコンビニがこの展開方式を取っているのでしょうか。代表的な所ですと、

  • タックメイト(東海、西日本中心)
  • ポプラ(近畿、中国中心)
  • モンマート(全国)
  • RICストア(九州)
  • ハマナスクラブ(北海道)
  • ヤマザキYショップ(全国)

といったところです。……最初に出た大手三社に比べると知名度は落ちるような気がします。
今回はそんなややマイナーなコンビニ、「ボランタリー・チェーン」について魅力をお伝えしたいと思います。

「ボランタリー・チェーン」って何?「フランチャイズ」と比べて何が違うの??

まずは最初に出たセブンイレブンなどとの「フランチャイズ」店との違いを見ていくことにしましょう。

一番大きな違いは、何といっても「本部の存在の仕方」です。
「フランチャイズ」は本部が別の会社として存在します。各店舗(加盟店といいます)はこの本部と契約を交わすことによってそのコンビニを名乗ることが許されるのです。
経営戦略は全て本部が練るので、加盟店は基本的にその経営戦略に口を出すことはできません。また、加盟店が本部と1対1の契約を交わすので、加盟店同士でのつながりはほとんどありません。
「ボランタリー・チェーン」は大きく違います。本部は各加盟店が協力し合って作り上げます。本部が違う会社で無い為経営戦略にいくらか自由がききます。
また、各加盟店が協力し合うため加盟店同士でのつながりが強い傾向にあります。

「ボランタリー・チェーン」の何が魅力なの?

「フランチャイズ」との違いがわかったところで、次に「ボランタリー・チェーン」の魅力について紹介していきたいと思います。

「フランチャイズ」より全体的に自由度の利く経営

2016年の秋、九州のコンビニ事情は大きな変革を迎えていました。
全国展開していたコンビニ「ココストア」と九州の方には有名な「エブリワン」というコンビニが相次いで無くなり、全てファミリーマートになりました。

しかし一部の店舗はファミリーマートではなくミツウロコグループホールディングスという所に入ることになりました。

ミツウロコグループホールディングスとは、上に書いた

  • タックメイト
  • RICストア

を経営している会社です。

各コンビニの看板の色を見てみると

  • ココストア(ピンク&白バックに黒字)
  • エブリワン(青&オレンジバックに白字)
  • タックメイト(緑&白バックにオレンジ字)
  • RICストア(赤&青&白バックに赤&青字)

となっています。看板を中々文字で伝えるのは難しいのですが、とにかく色がバラバラでした。
「フランチャイズ」なら、看板を絶対に付け替えるでしょう。事実、ファミリーマートになることを決めた店舗は相次いでその看板を下ろし、あの見慣れた緑&白&青の看板になりました。

しかし、「ボランタリー・チェーン」は違いました。
なんと各コンビニを元の店舗の色のまま文字の部分だけを変えたのです。
その結果、
「ココストアの色をしているのにタックメイト」
「エブリワンの色をしているのにRICストア」
といった店舗が出てくる結果となりました。

上は一例ですが、「フランチャイズ」より自由度が利くいい例と言えるでしょう。色だけでなく看板のデザインすら違うといったチェーンも存在します。
このように「フランチャイズ」みたいに画一化されておらず自由が利くので、各店舗に個性が出ます。こういう珍しい店舗を産みやすいのが「ボランタリー・チェーン」です。

個性的な営業形態

食べログ

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大きな違いは???
と聞かれると、意外と答えに詰まるかもしれません。それもそのはず、どこかがコーヒーマシンのサービスを開始したら他も始め、どこかがドーナツの販売を開始したら他も始め……と、この3社は常に同じフィールドで戦い続けています。
しかし、「ボランタリー・チェーン」は3社にはない独自の個性で勝負することがあります。

ポプラは特に中部地方では有名なコンビニです。更に鳥取県、島根県ではコンビニ業界最大手のセブンイレブンより店舗数が多いです。
そんなポプラの個性は「ポプ弁」でしょう。ポプラの弁当はご飯の部分が空の状態で並べられています。購入時に店内で炊いたご飯を詰めてくれるというシステムです。そのため他のコンビニでは味わうことのできない美味しいご飯を食べることができます。

お次に紹介したいのはタックメイトです。タックメイトのタックは「宅配」を意味しており、その名の通り電話で注文した商品を自宅まで宅配してくれるというサービスを行っています。
今でこそ大手も宅配サービスを実施していますが、タックメイトは創業の1993年から24年間ずっと行ってきました。まさに宅配サービスの祖というわけですね。

このように「ボランタリー・チェーン」は他では例を見ないサービスがあり、魅力の一つとなっています。

おすすめの「ボランタリー・チェーン」

タックメイトやポプラもおすすめですが、上で紹介してしまったのでモンマートをおすすめしたいと思います。

モンマートは名前こそ聞き覚えのない方もいらっしゃいますでしょうが、展開範囲は1都1道2府29県とかなり広範囲で見ることができます。赤を基調に中央に大きなMマークが書かれた看板が特徴的です。
モンマートの強みはやはりなんといっても酒類の豊富さです。酒屋からコンビニになった店舗がほとんどですので、酒類の取り扱い数に関してはコンビニのレベルをはるかに超えています。お酒好きの方にはたまらないコンビニだと自信をもっておすすめします。

さいごに

2017年5月現在、大手コンビニサークルKとサンクスがファミリーマートの傘下に入り、その名をどんどん減らしていっています。
上に出たココストアやエブリワンも地域によってはかなりメジャーなコンビニでしたが、こちらも姿を消してしまいました。
コンビニの種類もどんどん減っていき、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3強の時代がやって来ようとしているのかもしれません。

しかしその戦いの中で独自路線を貫き、個性を売りに頑張っている「ボランタリー・チェーン」コンビニの姿があったことを消して忘れないでください。
あなたが街を歩いていてふと見たことのないコンビニに出くわしたら、「ボランタリー・チェーン」コンビニかもしれません。

ふと見つけた時、もしくは知っているけど入ったことのないコンビニが近くにある時、一度入ってみることをおすすめします。
コンビニですので、気軽に立ち寄っていただいて構いません。
きっとあなたの知らない世界が待ち受けているはずです。