手放せない機能「防水」の魅力について

「防水」ときくと様々なところが見かけますが、そもそも「防水」とは何でしょうか?掘り下げるとします。

防水の種類について

防水(ぼうすい)とは、外から水が入り込まないように加工されていることです。英語ではウォータープルーフと言います。

完全防水

水の侵入を完全に防ぐ機能のことを言います。この機能が付いている製品は長時間水中に入れても使用可能となっていますが、現在、「完全防水」を満たす商品は少なく、一般的にJIS防水保護等級8級などの製品に対して用いられることが多いです。主に流通が一般的なのは耐水性のものであり、防水とは異なるのでそこが溝です。
完全防水の基準を満たす商品は様々あります。
例)スマートフォンケース、ビーチバック、カッパと同じ製法の防水バック、ポーチ、靴下、靴、ブーツ、手袋、テープ、デジタルカメラ「ソニー Cyber-shotシリーズ」など。
これらの製品を完全防水仕様製品にするには、外板に特別に厚いものを用いて、Oリングという断面が円型の環形をした機械部品や、ガスケットという構造に気密性、液密性を持たせるために用いる固定用シール材かないしは運動用シール材のパッキンと呼ばれるものを使用する必要があります。

  • 生活防水
  • 日常生活防水

日常生活で考えられるような、比較的少量の水分との接触から電子機器を守る総称の機能のことであるが、ここで忘れてはならないのが、水の侵入を完全に防ぐわけではないということです。ではどのくらいの「水量」なら大丈夫なのか?それは、「JIS防水保護等級」を知っておくと豆知識になるに違いないでしょう。次に後述します。
生活防水の正確な解釈はメーカーによって異なるため、詳細はメーカーに問い合わせるといいでしょう。だから、インターネットや店で質問してみたり、人に聞いてもなかなか出てこないのも納得です。その商品を知るならその商品のものを知るプロに聞くのが一番のようですね。
生活防水・日常生活防水の製品の例)CASIOの防水腕時計、ラジオ、スマートフォン、スマートフォン防水ケース、タブレット、防水革製品や靴などを防水するスプレー、化粧下地、日焼け止め、など

「防水」の魅力について

先述したとおり「完全防水」の基準に満たされなくても、十分に「防水」機能を発揮してくれるものは日々増えてきています。そして「防水」のことで一度知っておいていて損はないのは「JIS防水保護等級」というものです。

「JIS防水保護等級」とは?

保護等級は0~8まであります。

  • 「0」・・・無保護
  • 「1」または「IPX1」・・・垂直に落ちてくる水滴に対して保護されている。(防滴1型)
  • 「2」または「IPX2」・・・鉛直から15°以内で落ちてくる水滴に対して保護されている。(防滴2型)
  • 「3」または「IPX3」・・・散水を含め鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴に対して保護されている。(防雨型)
  • 「4」または「IPX4」・・・あらゆる方向からの水の飛まつに対して保護されている。
  • 「5」または「IPX5」・・・あらゆる方向からの噴流に対して保護されている。(防噴流型)
  • 「6」または「IPX6」・・・あらゆる方向からの暴噴流に対して保護されている(耐水型)
  • 「7」または「IPX7」・・・30分間1mの条件で水没しても影響がないように保護されている。(防浸型)
  • 「8」または「IPX8」・・・潜水状態での使用に対して保護されている。(水中型)

これらは電気機械器具の外郭による保護等級のものとして使われていて、代わりにIPXとして商品に表記されることもあります。

ニセモノに注意!本物の防水機能はどれかを見極めるためには?

基本的に防水機能とは先述した通り、比較的少量の水分との接触から電子機器を守る総称の機能のことでありますが、必ず「基準」というものが存在しています。

それは、ボタン部分のパッキンがきちんとしまっていてはめこまれているかどうか等です。だから、いくら「10気圧防水」と書かれていても、水は浸ってきますし、内部構造がしっかりふたがされていなければ、水はいくらでも入ってきます。

よく、巷で中国製の安い腕時計でボタン部分のパッキングがないのに10気圧防水と書かれているものが流通しているようですが、細部まで細心の注意をはらって見て購入することをお勧めします。

物だけではない!防水は他にもあります。

リフォームの時にも便利、家の構造でみる防水とは。

家や店舗を買う際やリフォームなどする際は必ず雨漏りがしない屋根が必要ですよね。その屋根にも様々な種類があるのをご存知でしょうか?

  • アスファルト防水・・・260℃に熱したアスファルトコンパウンドで、アスファルトルーフィング、ストレッチルーフィングを貼りつける工法。この流し貼りの工程を数回繰り返し、積層することで耐久性を持ち合わせた防水層となります。
  • 改質アスファルトシート防水・・・粘着層で貼り合わせる常温粘着工法と、バーナーでアスファルトを炙りだして貼り合わせるトーチ工法の2つがあり、熱可塑性ゴムの一種であるスチレン・ブタジエン・スチレン系改質剤をアスファルトに添加し、温度特性や耐久性能を高めた改質アスファルトを、合成繊維不織布に含侵したものが改質アスファルトルーフィングシートです。とまあ、難しい話になりましたが、要するにアスファルト防水よりも少し高度といったところですね。
  • シート防水・・・塩ビ樹脂や加硫ゴムを主成分としてシートを貼りつける工法。単層の露出仕上げで使用されます。
  • 塗膜防水・・・ウレタンゴム系など、常温で液体状の防水材を、塗り広げ硬化して防水被膜を形成する工法です。
  • 鋼製下地断熱防水構法(DIPS)・・・屋根30分耐火認定を取得したルーフデッキを下地とし、高品質な防水層と断熱材で軽量屋根を構築する構法です。

いかがでしょうか?家でもこれだけの防水のためのリフォーム法があります。
興味のある方は是非リフォーム会社にご相談することをお勧めします。

やっぱり一番身近な防水のものといえば?

一番身近なもので関心がたかいのは、腕時計だと私は思います。私もG-SHOCKの防水時計を身に着けていますが、プールやお風呂でも使えるなど、大変便利です。

さて、ここで日本時計協会が発表している「防水時計の種類と取り扱い上の注意点」がありますのでまとめてみました。

よく時計を購入されている際に時計の裏面に記載されているのが「WATER RESISTANT」というものですが、内容的にはJIS(ISO)とほぼ同じです。

  • 日常生活用防水時計(JIS1種防水時計)・・・2~3気圧防水で、日常生活での汗や洗顔のときの水滴、雨などに耐えられるものです。水仕事や水上スポーツ、素潜り(スキンダイビング)、潜水には使用できません。
  • 日常生活用強化防水時計(JIS2種防水時計)・・・5気圧防水は、水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をするときに使用できます。ただし、素潜り(スキンダイビング)や5気圧以上の激しいシャワーや水道水が直接時計にあたるときは避けたほうがよいですね。

また、10気圧防水と20気圧防水もあり、これらは水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)及び素潜り(スキンダイビング)をするときには使用できます。ただ飽和潜水用や空気潜水用には使用できません。

  • 空気潜水時計(JIS1種潜水時計)・・・およそ100mまでの耐圧性と長時間の水中使用に耐える防水性を備えています。浅海で潜水する時(スキューバダイビングなど)に使用する時計です。飽和潜水用に使用することはできません。
  • 飽和潜水時計(JIS2種潜水時計)・・・およそ300mまでの潜水に耐える防水性を備えています。深海で潜水する時(飽和潜水)に使用する時計です。

最後に

私達の身の回りには意外とさまざまな防水関連の商品があり、さらには少しの知識でいつもの買い物が楽になる可能性が高いです。わたしは様々な防水アイテムを使いこなし、プールや雨の日も楽しく過ごすことができることができていますので、少しでもお役にたつことができれば幸いです。