日本人だからこそ「着物」を楽しもう!洗える着物もあります

そもそも着物とは?
着物とは和装のことをいいます。和装とはそのまま、「和(日本)」の「よそおい」であり、日本の民族衣装のことです。

もともとの言葉の意味は「着る」「もの」ですが、明治開花後に入ってきて一般にも着られるようになった「洋装」とわけるために「和装」という言葉が生まれました。

洋装が一般的になっていくに従い、和装を「着物」ということも多くなり、着物という言葉の持つ本来の意味とは違っていますが、和装イコール着物という図式が成立されていきます。

海外では16世紀ごろに、日本人が着ているもの(和服)をさして「着物」と称したことから、和服のことを海外ではそのまま「kimono」と表記し知られています。

着物の種類

大きな分類

着物は体に密着させる乍衣(さくい)という洋服に似たようなタイプのものと、掛け衣というタイプに分かれます。
作衣は、洋服のようになっているタイプのものでじんべえなどをいい、和服として一般的に言われている腰ひもなどを使い帯を結ぶ和服は掛け衣のほうに当たります。

和服の種類

着物にはTPOに合わせて着る着物が分かれています。
黒留袖、色留袖は結婚式などに着る和服の中でも格式の高いものです。振袖は未婚の女性が着る第一礼装です。

その下に訪問着と呼ばれる着物があり、つけ下げや色無地がこれにあたります。
カジュアルに着る着物は、小紋や紬などが当たります。

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いまでは夏祭りなどに着られる浴衣は、本来なら湯あがりに着るものでそのままで外へでるものではありませんでした。しかし時代の流れともに変わり、いまでは普通にお祭りや夏の和服として着て出かけることができます。

気軽に着物を着よう

普段使いできる着物

留袖や振袖などは、改まった場所できるので別格ですが普段使いにできる着物はいろいろ進化しているので初心者でも気軽に着れるようになりました。

たとえばプレタという洗える着物。反物から自分サイズに仕立てることもありますが、中には洋服のようにすでに仕立て上がっているものもあります。


着物はおはしょりの部分で長さの調整、合わせで身幅の調整ができるので洋服ほど細かいサイズはありません。そのためおおむね二種類のサイズから丈のながさや、袖の長さで選んで着ることができます。

着物と言えば、着た後絶対に着物屋さんにクリーニングに出さなければいけないものでしたが自宅で洗える素材で作られるようになったので、自分の家で簡単に手入れができるようになった分、気安くなりました。
素材もいろいろな展開をされるよになり、デニム地でつくられた着物などもあります。

帯を結べなくても大丈夫

浴衣などで結ぶ半幅の帯なら、蝶結びなどで簡単に結べるので結べるという人は多いと思います。しかし、名古屋帯や袋帯のようなお太鼓をつくるのは無理だから、着物を着ることはできないと思うかもしれません。

お太鼓型の作り帯があるので大丈夫です。欲しい帯を、作り帯にしてもらうことができるので気に入った帯を好きな部分がおなかのところ、前に来るように。帯のお太鼓部分に来る部分は一番帯の柄が映える位置で作ってくれます。

 

ただ巻いて、止めるだけなので自分で頑張る必要はなし着ぐるしいこともありません。

この作り帯の欠点は、一度仕立ててしまうとそれしか使えないということです。たとえばリバーシブルで柄がある帯を表も裏も使いたい、というときには片面をつぶしてしまうことになります。そのため、片側だけ印刷してある帯ならば作り帯に向くけれど、両面を使う帯は片面を捨ててもいい、と思えないと向かないということになってしまいます。
また、最近は着物も発想の自由が格式ばった場所でなければ、アレンジを自由に楽しんできている人も多いので、浴衣ではないから半幅はだめということもありません。
半幅の帯をアレンジして、変わった結び方をして着物を着ることもコーディネートが広がって楽しいです。

アレンジ次第でいろいろに着ても大丈夫

年配の方や、文化を大事にされる方はあまりいい思いをされていないのかもしれませんが、最近は和服をいろいろにアレンジして着る人も多くいます。

たとえば、冬に着物の上から羽織るのは羽織や道中着が一般です。

もちろん、今でもそういたものを着ることもありますが、あえて数年前からはやっている洋装のポンチョを羽織っている人を見かけることもあります。足もとも、冬は寒いからか足袋に草履ではなく、ブーツをはいている場合もあります。

 

夏も下駄ではなく、浴衣にミュールを合わせている人。大人用の兵児帯がはやり、おとなでも柔らかな帯をうまくアレンジして着たりしています。

もちろん、やり過ぎてしまえばせっかくの着物の雰囲気が台無しになってしまいますが、ちょっと帽子をかぶったり、足元を変えたり、羽織るものを変えたりといまは自由に着ている人が多いです。

一昔前のように、一から十まですべて決まった通りに着なくてはいけないというものでは着物はなくなっています。

いろいろの着方

花火大会で浴衣

誰もが着る機会として浴衣を手に取るのが、夏祭りだと思います。ただ、一日歩きまわっていると着崩れも心配だし、熱いですよね。

その分、夜に開催される花火大会なら、数時間の間だけだし、日が沈んでからなのでお祭り本番より気安いのではないでしょうか。

浴衣なら、浴衣、帯、腰ひも、前板が最低限必要なものと少なく済みます。浴衣用下着や、コーリンベルトがあるとより良いのですが、浴衣用下着はない時には、キャミワンピースやスリップで、コーリンベルとは腰ひもをもう一本用意することで代用できます。

着物を始めてみようというときには、一番簡単にそして気軽に楽しめるので浴衣はお勧めです。

夏のお出かけに浴衣+夏の長じゅばん

現在の浴衣は柄も豊富で作りもしっかりとしているものが多いです。夏着物に挑戦するのは難しいけど、ちょっと着物をきて出かけたいというときにはしっかりとした、良い浴衣に襦袢を合わせて着物風に着るのもおススメです。

中に襦袢を着てつけ襟をするだけで、浴衣の印象は変わりますし、元が浴衣なので帯も半幅の帯で大丈夫です。

格式ばった場所や、劇場などに行くには向きませんがちょっと街歩きをしてお買いものや近くのレストランで友達と食事、などで楽しめます。

この時注意したいのが、浴衣の柄があまりにも「浴衣」としかみれない柄だとあまりおすすめできません。着物っぽい柄の浴衣であれば問題はないと思います。

洗える着物

洗える着物は仕立て上がっているものも、反物を自分にあった寸法で仕立てるものもいろいろ出ています。

気に入った柄に、好きな帯を結んでちょっと女子会やお正月にお参りなどに出掛けるといいと思います。洗える着物はカジュアル着物ですから、名古屋帯である必要がなく、半幅で着ていても大丈夫です。

作り帯で名古屋帯を締めてもいいし、半幅で好きなアレンジをして着てみてもいいものです。

さいごに

和服は日本の伝統的な民族衣装ですが、若い人には成人式や七五三などしか着る機会のないものになってしまっています。しかし、その一方で呉服屋さんなどが、洗える着物など普段使いできるようにと着物を気軽にきれるように、開発されたものが商品化されてきています。

着物はもともと、日常に着られていたもので本来なら、こう着なければいけないとお言うものはなかったのが、いつの間にかこうでなければならないという風に捕えられるようになり身近ではなくなてしまいました。

しかし、今またそれが変わりつつあります。格式ばって着るのは無理でも、友達と出かけるためにちょっと来てみる、夏祭りに洋服じゃなく浴衣を羽織ってみるというのもいいのではないでしょうか。