大好きなモンブラン万年筆「マイスターシュテュック」の魅力

モンブラン万年筆は多くの人の憧れであり、その書き味については伝説的なものがありました。このずっと欲しかった憧れの万年筆は、夫からプレゼントされました。夫の会社の近くにブランド品の販売店ができたとかで、夫が購入してきてくれたのです。

実際のモンブラン万年筆は、そんな私の期待を裏切らない卓越した万年筆でした。どんなところが素晴らしかったか、そして私が大好きになったかをお話しましょう。

MONT BLANK

マイスターシュテュックの種類

モンブラン万年筆もいろいろ種類がありますが、私のモンブランは、マイスターシュテュックタイプです。マイスターシュテュックとはモンブランの代表作で、昔から多くの著名人から愛されて続けてきた製品の定番シリーズで4種類あります。

ここにもさまざまなサイズがあり、大きい方からマイスターシュテュック149、マイスターシュテュックル146ル・グランとも言われています。)、マイスターシュテュック145(クラシカル/ショパン)、マイスターシュテュック141(モーツァルトの4種になります。私のモンブラン万年筆はマイスターシュテュック141のモーツアルトで細身の軽いシルエットデザインです。

マイスターシュテュック149

149は長さ149mmで軸は約16mm重さは約33gと言われています。1924年にこの世に誕生して以来、この「マイスターシュテック149」の万年筆は世界中で大切な調印式が行われる際にも使用されています。

重厚感あふれる黒いボディに18金プラチナ装飾のペン先。そこにはモンブランの標高を示す「4810」の数字が刻印され、手作業によって丁寧に作られていると言われます。この手作り感覚が上質な書き味を実現してくれているのですね。

私はこの万年筆は使用したことがありませんが、夫が所有していました。さらに、この「マイスターシュテック149」はペン先の種類も8種類と豊富にあり、これらペン先のなかから、自分のタッチに合ったペン先を選ぶことができるのが特徴となっています。

マイスターシュテュック149の特徴は、とにかく太くて長くて重いということ。見た目も迫力があります。使うのは、スペースを気にしない紙への文字書きや、ハガキの表書きなどが適しているといわれます。

149のペン先は硬く、ペン先を叩きつけたような音を楽しみながら文字を書きたい方に、向いているといわれます。ただ、ボリュームがあるためハンディではなく、ジャケットの胸ポケットなどに入れるとかさばってしまいます。インテリアとして考えるなら、149の存在感は抜群な趣があるでしょう。149の参考価格がおよそ10万円。

マイスターシュテュック146(プラチナライン ル・グラン)

146は長さ約146mm、軸は約13mm。デザインはクラシカルであり、プラチナの控えめな輝きがさりげなく上品。愛好家が多い万年筆の一つと言われています。ペン先は14金プラチナ装飾となっていて、ペン先を滑らせて書くのが好きな方におすすめなのが146。146はおよそ7万円。

「普段使っているボールペンなどの筆記具とできるだけ近い感覚で万年筆を使用したい」と考えている方には146の方が適しているでしょう。胸ポケットに手軽にさせますし、その風合いは高級感を醸し出してくれます。参考価格は7万円。

マイスターシュテュック145 ( クラシック/ショパン)

長さは約140mm、軸は約12mm。重さ約21g。インク供給方法がコンバーターorカートリッジタイプ!149・146と比べて、コンパクトになり価格的にも若干手頃に…。149はインク供給方法が吸入式でしたが、こちらの145はコンバーター式とカートリッジタイプも導入。手が小さい女性や、軸の細い万年筆を好む男性には人気の製品です。

マイスターシュテュック114 (プラチナライン モーツアルト)

長さは約112mm、軸は約11mm。重さは約15g。マイスターシュテックの中でもコンパクトでスタイリッシュなのがマイスターシュテュック114(モーツァルト)。軽さも149の半分以下。

そのため手帳やメモ書きなど、常にモンブランの万年筆を持ち歩きたいと考えている方には114はおすすめです。ペン先は14金で出来ています。私のモンブランはこのモーツアルトで、細身で手紙や日記に手軽にすらすら書けるのが 気に入っています。

マイスターシュテュックの魅力

書きここち抜群

モンブランの書き心地は本当にスムーズでインクが出すぎることもなく、また、かすれることもありません。心地よくストレスがなく字を書いていくことができます。ペン先もその筆圧で太くも細くも、自在に書くことができます。たいてい14金を使っているので、書き心地は自分の筆圧で調整もできます。

また、インクについてもコンバーター式とカートリッジ式の2種類が選べるようになっています。私のモーツアルトはカートリッジ式。カートリッジ式ですから、万年筆に挿入するだけで簡単です。外出先でもインク交換できるのもメリットです。

持ち運ぶ場合でも、インク漏れの心配などが少ないのが便利です。ただ、インクの種類が限られるのが難かもしれません。コンバーター式だと様々なメーカーの色インクに対応できるので便利ですが…。どちらにしても、ぼたもれの心配もなく、インクつまりのうっとおしさもなくスムーズに書けることが、私にとってはモンブラン万年筆が好きな理由です。

デザインが美しい

モンブランの万年筆のキャップには白い六角形の模様がついていますが、これはヨーロッパ最高峰のモンブランの山の万年雪をあらわしていると言われています。(通称ではホワイトスターと呼ばれています。)

最高峰の山の名前を企業名につけたことで、万年筆の品質、デザイン、技すべてに最高峰であり続けたいという同社の決断が表明されているようです。マイスターシュテュック149のペン先部分にはモンブランの標高である「4810」が刻まれています。発想がユニークで粋ですね。

これも世界最高峰をめざしすぞという決意表明なのかもしれません。モンブランのボディは黒が多いのですが、この黒も少し赤みの入った格調がある黒で温かみのある黒です。

ちなみに、私のモンブランは深緑で本当に美しい色調です。このモンブラン万年筆は、文具というより文具を越えて芸術品となっています。シンプルなデザインですが、全体に重量感もあり格調が高いのがモンブラン万年筆の特徴です。

インクつまりやインクもれがない

インクもれというとボディがぬれていたりすることです。インクつまりは、インクが詰まって文字が書けなくなることですが、モンブラン万年筆にはそうしたことがありませんでした。

国産品のインクつまりは毎年のことでそのたびに洗浄したりするのですが、それでも書けない万年筆を体験したことがあります。モンブラン万年筆では、こうしたインクつまりやインクもれに出会ったことはありません。

若干、インクつまりがあったとしても水で清掃してあげれば元に戻り、またスムーズに書けます。もう20年近く使用していますが、インクつまりがないのです。こうしたことがないということはストレスを感じることもなく、気持ちよく文字を書ける点が最も私がモンブラン万年筆に魅了されるポイントです。

長持がする

すべてのパーツが、丁寧に作ってあるので簡単に壊れたりしません。使えば使うほど風合いが出てきて、書きやすいペン先になっています。

また、もし具合が悪くなったとしても永遠に修理をしてくれるというアフターサービスが整っています。残念ながら、多製品ではインクのぼたもれ、インクつまりなどでボディ自体はちゃんとしていても、放棄しなければならなくなってしまった万年筆も多々ありました。

万年筆ってそういうものかと諦めていましたが、モンブラン万年筆を使用してみて、そうでないものがあるのだと再認識しました。まさに、一生物であるだけでなく、子供や孫にまで残していける万年筆なのだと思えます。

保証期間が永遠

モンブラン万年筆はアフターサービスが充実しています。修理は永遠にしてくれます。パーツの保管の制限などはなく永久に保存してくれますから、そういう意味では気分的に安心です。

購入金額は国産に比べるとかなり高いと思えますが、何せ丁寧に手作り感覚で作ってくれていますから、メンテナンス面で廃棄する必要がないという意味からも、また使っていてストレスがなく仕事が楽しくはかどるという意味から考えると、この価格設定は高くないかもしれないと考えます。

最後に

私の大好きなモンブラン万年筆を紹介しました。その魅力は何より手作り感のある温もり、プロの技、美しいフォルム、書きやすさ、そして、永遠のアフターサービスと魅力が満載です。モンブラン万年筆に接してみて、プロの仕事とはこういうものだとその誇りと威厳を感じたものです。私は、これからもずっと大好きなモンブラン万年筆を使用していきたいと思っています。