私が大好きなロックバンド【スピッツ】の魅力

スピッツはロックバンドである

まず私が声を大にして言いたいこと、それはスピッツはロックンロールバンドだということです。J-POPに分類されることが非常に多いのですが、嘆かわしいことです。

確かにポップ調の曲も多く、CMで使われる曲や、大ヒットした「ロビンソン」「空も飛べるはず」「チェリー」などはポップで誰からも愛される曲調のものが多いです。
しかし、それは言わばスピッツの表面上のもの。アルバムに入っている曲は、ギターのひずみが入っていたり、ドラムがこれでもかと打ちならされている曲もかなり多いのです。


そして何より、彼ら自身が自分達はロックバンドだと公言しています。
驚くことにヘビメタ好きでもあったりするのです。ブルーハーツなどに影響を受けているそうですよ。

スピッツ公式サイト

スピッツのなりたち

スピッツは四人組バンドです。ボーカルの草野マサムネ、ギターの三輪テツヤ、ベースの田村明浩、ドラムスの崎山龍男で構成されています。
もともと草野と田村が幼馴染みで、そこへ三輪と崎山が入り、スピッツが結成されました。

ボーカル草野

草野はボーカルというだけではなく、スピッツのほとんどの楽曲を手掛けていることから、バンドの顔ともいえる存在です。

作詞作曲のオリジナリティーはもちろんのこと、男性とはおもえない伸びやかな高音も魅力です。40歳を越えた今も若かりし頃と変わらない高音をキープしており、稀有な存在です。

しかし、昔はそれかコンプレックスで、わざと低音の多い曲を作っていたそうです。驚きますね。デビューしてから、もっと高音を生かした方がいいよとプロデューサーにアドバイスを受けたそうです。

また武蔵野美術大学卒ということもあり、絵の腕前はかなりのものです。ファンクラブの会報でよく絵を披露していますが、なかなかの見ごたえがあるものになっています。

絵心すごい!スピッツ草野マサムネ画伯の作品集めました

ギターの三輪

ギターの三輪は、昔から派手な見た目でバンドの中では一番目を引く存在です。他の三人が、Tシャツにジーパン、髪も黒、といった一見普通の人といった感じで、あまり芸能人らしさがないため、余計ですね。
ギターは草野も持つことがありますが、草野のギターがジャンジャンとかき鳴らすことが多いのに対し、三輪のギターはアルペジオが多くなっています。皆さんがよく知っているものではロビンソンのイントロのギター、あれが三輪の引いているものです。

草野から「元気がない感じで」という注文を受けてあのアレンジになったそうです。そう言われてみると、たしかにちょっと元気がないですよね。

ベースの田村

ベースの田村は、スピッツのリーダーです。ベースには珍しく、ライブの際には舞台を動き回ってベースをかき鳴らす姿がお馴染みになっています。
インタビューなどでもバンドのことを積極的に話す姿がリーダーらしいです。

ドラムスの崎山

ドラムスの崎山は、プロからも一目おかれる腕前の持ち主です。アマチュアの頃から腕がよいことで有名で、4つのバンドを掛け持ちしていた経験もあります。バンドの中でも一番の真面目気質で、その真面目さゆえにドラムの練習にひた明け暮れ、今の技術を得たそうです。

解散、活動休止のないバンド

スピッツは結成して25年がたっていますが、これまでに一度も解散、活動休止をしたことかありません。これはグループとしてはかなり珍しいです。
同期のバンドとしてMr.Childrenがいますが、彼らも一度活動を休止している時期があります。
最近では2016年の大晦日にSMAPが解散したばかりですね。
スピッツは派手さはありませんが、コツコツと自分達のペースで、周りに惑わされず流されることなく、歩んできたバンドなのです。

スピッツは仲の良いバンドとして有名で、ケンカは一切したことがないそうです。俺が俺がと前に出るタイプの人がおらず、譲るタイプ同士が集まってできているバンドだからでしょうか。

そういった性格の部分も手伝って長年キャリアを重ねてこれたバンドと言えるのてはないでしょうか。そしてもちろんそれだけではなく、バンドとしてどれだけキャリアを重ねても、ロックが好きという初心を忘れず、創作意欲が途切れないこと、これが一番大きいのではないでしょうか。これは簡単なことではありません。

 

創作というのはエネルギーがいることですし、キャリアを重ねれば重ねるほど、引き出しがなくなってきます。ファンの存在はエネルギーの源かも知れませんが、逆にいうと、良いものを作って期待に応えなければならないというプレッシャーもおかれるあるでしょう。

それでもなお作り続けようとすること、それは簡単なことではありません。

また、スピッツはベストアルバムを嫌っているバンドでもあります。ベストアルバムは売れ行きがよくなる傾向にありますので、好んで発売するバンドも多いです。スピッツがなぜ嫌うのかというと「金儲けだから」「一度やったことの繰り返しだから」だそうです。そのため、スピッツの意向を無視して発売することが強行決定されたベストアルバムのタイトルを、彼らは「リサイクル」としました。痛烈ですね。しかし、このアルバムかきっかけで新しいファンが増えたことも認めており、そのあたりも素直なスピッツらしさが出ているエピソードです。

他のバンドと何が違うのか

まずスピッツにとって草野の存在はかなり大きいものがあります。
彼の作る曲は世界のどこを探しても似ているものがなく、オリジナリティーに溢れています。
作曲面では、スッと心に入ってくる馴染みやすいメロディーをいつも届けてくれます。一曲一曲、それぞれ個性があり、これまでたくさんの曲を作ってきたはずですが、その引き出しの多さにはファンであるわたしでも脱帽する思いです。
作曲面以上にオリジナリティーがあるのが作詞です。草野は英語の作詞は一切行いません。冗談のような感じで入れたことはあるそうですが、日本語にこだわって作詞しているそうです。

英語の入っている歌詞が流行った時代もありましたが、そんな時にも流されず惑わされず、言葉遊びとも思えるような歌詞をいつも届けてくれました。言葉ひとつひとつはむずかしくなく、日常的に使うシンプルなものが選ばれているのですが、そのくっつけ方が普通とは違うんですね。途端に草野ワールドへ迷い混んでしまいます。

 

結構考えせられる深いものが多いです。初めて曲を聞いたその時には分からなくても、自分の人生がある局面を迎えたり転機か訪れたとき、こういうことを歌っていたんだなと気づかされることもしばしばです。人生の様々なシーンに寄り添ってくれるのがスピッツの歌です。

昔のスピッツの世界観を感じる3曲をまとめてみた!

スピッツの楽曲は世代を越えて

私がスピッツのファンになったきっかけは、母がスピッツのファンだったという、単純でよくある理由です。
実際にライブ会場に行くと、親子で参加しているファンも多いです。白髪混じりの男性が一人で参加しているのを見たこともありますし、老若男女から愛されているバンドと言えます。
更に驚いたことには、最近2歳の私の娘がスピッツの歌を歌うようになったのです。まだ簡単な童謡を歌うことが精一杯の娘なのですが、車でずっとスピッツをかけていると、一緒になって口ずさむようになりました。
もしかしたら三世代から愛されるバンドになるかもしれません。娘がもう少し大きくなれば母、私、娘の三人でライブに参加するのも夢ではないですね。
その日のために、スピッツはいつまでもスピッツでいてほしいと願う今日この頃なのです。