HONDA VAMOS 4WD TURBOの魅力

そもそも、HONDA VAMOSって何?

HONDA VAMOSは、スタンダードな軽WAGONにミッドシップエンジンを床下横置きしています。しかも横と言うだけでなく、立てて置くエンジンを横に寝かせるという、通常の考えではありえないエンジン搭載をしたHONDAらしい奇想天外なエンジンレイアウトを持った車です。
軽WAGONのオーソドックスなフロントフェースを持ったVAMOSに対して、押しの強いどや顔のHOBIOの2ラインアップです。

HONDA VAMOSの何がすごいか?

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言うべくはその走行安定性についてです。パワートレインとして2WD、4WDと2種類があり、軽故の悲しさ(積雪地域では腹がつかえて亀状態では悲しい)があるので、積雪の多い地域では4WDを選ぶ人が多かったです。

が、その操安性はフルタイム4WD+EBS+デュアルポンプシステムの組み合わせで、ハイトールワゴンの弱点のコーナリングを若干外へ傾きながらも安定したコーナリングをこなします。

また、冬道ブラックアイスバーンにて車自体の違和感は感じなかったのですが、自分がこれから先のルートで遭遇するであろう山道に備えて、路面状況を確認するために車を何気に降りたら、自分が滑って思いっきり転んだことがありました。

人が足で立つより、安定性がある車ってなんだ?と思いました。それだけ、このシステムの路面変化への追従性は、オーナーが感じる以上のものがありました。
しかも、ABS+EBSシステムで、操安性のアシストもしてたのは、別の車を乗ってみて気づくくらい完成度は高いです。

走りをあおるインパネ周り

軽ワゴンの癖にインパネは、走りをあおるかの如くのスポーツカー張りのホワイトメーター、夜はオレンジ色に早変わり。
見た目は非常にドライバーとしては、満足感があるインパネです。しかも、操作と視認性が良い様に、ボタン類はドライバーから一目で見渡せるようにレイアウトされてます。
その上、インパネには、今、どのシフトに入っているかは、シフトレバーを見るまでも無い様に、運転に集中できるようになってます。

しかしながら、1DINオーディオ一体型のナビは装着しても安全性を考慮するとお勧めしません。理由は、センターコンソールのレイアウトが、上から、空調吹き出し口、空調操作パネル、空コンソール。当然、レイアウト変えられないので、空コンソール部分に取り付けするしかありません。
ナビを見る為に必然的に下方を見ることになるので、前方不注意になりがちなので、インダッシュよりもダッシュボードの上に装着するタイプが交通量の多い所を通過するときは安全です。
また、オーディオも同様に、操作性を重視した機種を付けるか、リモコン搭載タイプがお勧めです。

走りを支える強靭なエンジン

心臓部ともいうべき、エンジンですが0.66L+インタークーラー付きターボエンジン

出だしは遅いが、加速し始めると大きいボディを余裕で引っ張る上にメーター振り切り、燃料カットが作動したほどで、車が壊れたと錯覚したほどです。
エンジンのレイアウトは、横置きミッドシップエンジン
スポーツカーじゃないのに、ミッドシップってなんだ?と思われる方も多いと思いますが、冬場に寒冷地で過ごされる方は分かると思いますが、
この床置きセンター横置きエンジンという、整備屋泣かせのメンテナイスのしづらいレイアウトは、アイスバーンでなるほどと思うくらい、
車体を安定させてくれます。

これを考えてくれたのは有り難いのですが、TURBO仕様車はオイルゲージの確認をするのに、室内の遮音カーペットをはがし、床のエンジンカバーを外してオイルゲージを確認し、オイル交換(エンジン・ATF)をしなければなりません。これはいただけないなぁと言うのが正直なところです。
しかも、タイミングベルトなので車検時に交換するときに、ディ―ラーさんも四苦八苦。予定通りに車検が上がらなかったのを自分も目の当たりにして、これだけ職人が苦労するのって良いものか悪いものかと考えさせられたことがあります。

意外とついてる安全装備

エアバックは、軽の癖にお約束の両席仕様です。
ABSも搭載してるので、冬場での不慮のブレーキも、バランス崩すことなく止まれる上に、EBDという重力バランス配分装備とABSでバランスコントロールをしてくれるので、人はあまり考えなくてもいい感じになってます。但し、制動距離はあくまで路面とタイヤの摩擦係数と、ブレーキを踏む力で制動距離が決まるので、車間距離を保持した安全運転を心がけましょう。

キャンピングカーばりの広い車室内

車中泊が出来るくらい広いスペースが、セカンドシートを寝かせると出現して、シートをフラットにして大人が余裕で寝ることが出来ます。
セカンドシートをたたんで床で寝ることも出来ますが、床下エンジンなので、エンジンの熱が結構くるので、夏場は避けたほうが良いかもしれません。今では、車中泊用の色々便利なグッズが売ってますので、それを利用するともっと快適に過ごせます。
広いスペースを利用するため、カーゴルームのトノカバー代わりにコンパネ+パンチカーペットで、荷物を置けるスペースを確保。空手の遠征や出稽古等で人と荷物をフルに積載して活躍してもらってます。
また、オプションでオーバーヘッドコンソールが付けられるので、色々な小物の収容に役に立ち非常にありがたい限りです。

HONDA VAMOSのちょっと気になる点

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今や一世代前のワイヤレスキー

シンプルかつ便利なようでワンプッシュでロック/アンロックが出来ます。
しかし、あまりにもシンプルすぎますね。今なら、スマートキーなんでしょうけれど、その辺は愛嬌でカバーですね。

賛否両論なエアコン

パネルは見やすく、シンプル(マニュアル)であるが故に操作性がいいですし、冬場のリアヒーターは暑いくらいに効きます。しかしながら、夏場のエアコン(クーラー)は車内の広さと床下エンジンからの放熱もあるので、効きが悪くてさっぱり冷えないのが難点です。
窓を開けながら、クーラーで風を流してやる程度が一番良い感じです。因みに信号待ち時にうちわで扇いでいたら、隣の車両の人がぎょっとしてこっちを見ていました。

本気で走ると極悪非道な燃費

カタログ値と実燃費が悪いのは、今となってはお約束で三菱の燃費偽装からメスが入ろうとしている情勢ですよね。前方投影面積が大きいので、街乗りで11km/L、高速で9.6km/Lという有様です。

因みに、高速をMAX値で巡行したら6km/Lという結果で、あれよあれよと言う間にガソリンが減っていき、あとパーキングエリアまで10mというところであり得ないガス欠、JAFのお世話になりました。この時、昔乗ってた往年のロータリーエンジンを思い出したのと同時に、車両設計では如何に前方投影面積が燃費に対して有効性を持つのか、今更ながら身をもって知る結果となる始末に。

パワーウィンドウは前だけ?

驚愕のパワーウィンドウ、これは無いのは今どきあり得ないでしょ?
バモスは、リアウインドウがくるくる手回しです。こんな車がなんである?と思ったくらい、納車された時にはびっくりしました。

しかも、きっちり上まで上げておかないと、何故か走行中の振動で下に下がってくるので、夏場の急な豪雨で車室内が水浸しになったことがありました。

でも、今やハイブリッドの雄、AQUAも後ろの座席は、くるくるなんですよね。ちょっとここは仲間がいたので救われたような気がします。

ワゴン車故に、お約束のリア視認性は悪し

ボディ形状から当然リアの視認性は極めて悪い上に、スモークガラスなので、バックカメラは保険としてつけておいたほうが無難です。

因みに、車両感覚には自信があった自分も体調の悪いときにリアガラスを破損。後日、修理請求書が12万円来ました。バックカメラは絶対に付けたほうが安いです。

最後に

特筆すべきことは良いも悪いもいっぱいありますが、流石、Powered by HONDA。エンジンは良く回り、パワーの盛り上がりが感じられます。
軽の癖に長距離には持って来いの一台です。
今や、N-BOXという人気車種に持っていかれてる感がありますが、やはり、今もVAMOSが残っているのは、そういった声があるからなんですね。