まだ中国の魅力を知らないの?

中国に住んでもうすぐ2年になるが、中国が好きでたまらない。

日本には中国と聞くと、中国人観光客のマナーの悪さや中国商品の質の悪さを思い浮かべる人が多いかもしれないが、そういったマイナス面も角度を変えれば面白さに変わる。
日本人はキレイ好きだし、マナーを守ることをとても重視しているが、実は世界の他の国を見てみると、日本ほどキレイで礼儀正しい国はきっと他にはあまりないだろう。つまりある意味日本が普通ではないのだ。
日本と中国は身近な隣国で、同じアジア人だが、衛生的な価値観や人に対する接し方など全く違う。
確かに中国の食べ物はよく選んで食べないと体に良くないし、外で買い物するときやタクシーに乗る時はは騙されないように注意しないといけない。でもよく知ると中国の面白さは病みつきになる。

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中国人ってどんな人たち?

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photo credit: Foto&Grafica 2D/3D The street of the blind masseurs via photopin (license)

中国人の人付き合い

中国人はこうでないといけない、とかみんなこうしてるからこうしないと、という考え方はあまりない。
基本みんな自由である。
自由というのを時に履き違えている人もいて、時々私をイラッとさせることもあるが、自分も自由な気持ちでいればそんなに気にならなくなる。
例えば、日本では買い物したら必ず店員が「ありがとうございました」と言ってくれるが、中国の店員はあまり言わない。買いたい人が買っていて、自分はお会計してあげてるという感覚かもしれない。でも確かにその通りだ。客はその商品が必要だから買っているだけである。それに、個人経営の店などでは顔なじみになってくると少し安くしてくれたり、同じ値段でも少し多めに入れてくれたりする。
友人関係でも、礼儀などそんなに気にせず接しても全く問題がない。知り合って間もない人とでもすぐくだけたスタイルで話ができる、反応も率直なので、本当はどう思ってるんだろうとか余分なことは考えなくても良いのだ。非常にサッパリしていてわかりやすい。人に対する要求も低いので、少し礼儀正しくするだけで、中国人はすごく好感を持ってくれる。
親切で面倒見の良い人も多く、困ったことなど相談すると親身になって助けてくれる。実は、温かく親切な人が多いのだ。

食に対する想い

中華料理が多種多様で美味しいのは中国人が食に対する熱い思いを持っているからだ。彼らはみな自分たちは食通だと自負している。
「食す」ということは、中国の長い歴史の中で中心をなしていると言っても過言ではないかもしれない。そのことは中国人の挨拶にもよく表れている、今の若者はあまり言わないかもしれないが、友人や知り合いに会った時、日本人は「今日は天気がいいですね」などというが、中国人は「ご飯食べましたか」と尋ねる。昔は貧しくて満足な食事が食べられなかったからだそうだが、このことからも中国人がいかに食を重視しているかが伺える。
また若者の間でも、何をどんな風に調理して食べるかはいつでも盛り上がる話題の1つである。
一度食の話題になると、彼らは熱心に自分の知っているその調理法について語ってくれる、どんな風に美味しいのか、何を入れたらもっと美味しくなるのか、どんな風に作るのか、時にはネットで動画を検索してまで見せてくれる。
SNSに食べ物の写真や動画をアップする若者も日本より断然多いだろう。
男性女性に関わらず料理をするのが好きな人が多い。中国ではお客さんが来るときはお父さんが自慢料理を振る舞うという家庭もあるくらいだ。
子供の時から家事をするようにしつけられる男の子も多いため、共働きの夫婦が多い中国では、家事は妻の仕事という概念があまりない。家の中でも男女平等なのだ。

市場には日本では見たことないような食材が豊富に並んでいる。
鶏肉は好きなニワトリを選んでその場で絞めてもらうのが当たり前だし、ヤギも毎日街中のいたるところで解体ショーされている。実際、私の住んでいる団地の棟の入り口では毎日かわいそうなヤギが1頭か2頭絞められ、解体され、部位ごとに売りさばかれている。
中国では食材の価格も日本よりずっと安い、最近は日本で野菜が高騰しているが、中国では白菜まるまる一個30円くらいで買える。1000円持って市場に行けば、相当な量の野菜が買えるだろう。
国土の広い中国ではフルーツの種類も豊富である。日本では冷凍以外見たことのないライチや、ほとんど売っていないドラゴンフルーツや、マンゴーなど例え南の地方に住んでいなくても、南方から運ばれてきた多種多様なフルーツがお手頃価格で毎日楽しめる。特に私が好きなのは柚子(ヨウズ)である、柚子といっても日本で秋から冬にかけて食べられるあのみかんくらいの大きさの酸っぱい柚子とは全く別物である。中国のヨウズは文旦に少し似ている。分厚い黄色い皮を剥くと中には薄い黄色の甘酸っぱい果肉が入っている。クセのないさっぱりとした美味しさで、かなり大きいにもかかわらず、1人一玉でも食べられてしまうほど美味しい。値段も一玉200円弱で買えて、血圧を下げる効果もある、コストパフォーマンスの優秀な果物の1つである。

中国の男性

中国人の男性はとにかく優しい
人にもよるが、どんな年代にも限らず性格がよく、優しい男性が比較的多いように感じる。家庭では男女平等だ、と先ほど触れたが、子供の送り迎えをしたり、皿を洗ったり、料理をしたり、洗濯をしたりと、当たり前のように家事をこなす男性も少なくない。妻たちが気が強く、かんしゃくを起こしやすいのもあってか中国の男性たちは非常に寛容だ。

中国の女性

中国の女性たちは非常に気が強い。人目を気にしない大阪のおばちゃんを想像していただければ、お分かりだろう。街ではよくもめているカップルを見かけるが、たいていが女性が男性を叩いている。
ただ中国には大きく分けて2種類の女性達がいるように思う。
とても感情的でかんしゃくを起こしやすく、言葉はきついが実は誰かに頼りたい女性と、細かいことは気にしない、性格が男性的でリーダーシップのある女性である。
前者は日本の女性の中にも多いかもしれないが、後者は日本ではそんなに多くないかもしれない。後者のような性格タイプの女性を中国では女漢子と呼ぶ。実際中国には事業や店を開く女性も非常に多い。中国では妻たちが会社や店を持つ経営者をしていて、夫がそのサポートをしているという家庭も少なくない。私の友人の言語学校の校長先生は子供も夫もいるが非常に優秀な事業家である、新しいことをどんどん考え出し、実現していく。彼女は夫の収入より自分の収入のが多く、夫の方が自由な時間が多いため、家での家事はほとんど夫がしてくれると話していた。
中国は日本に比べまだまだ発展の余地のある国だが、社会での女性の地位に関してほ日本より男性たちの見方が寛容かもしれない。

意外と人が好きな中国人

他人のことは全く気にしない自由に思える中国人だが、意外と人がたくさんいる場所に集まる習性がある。
例えば、毎晩おばちゃんたちは広場で20〜50人のチームになってダンスをしている。昼間から公園や街角で友達とおしゃべりしたり、将棋や囲碁やカードゲームを楽しそうにしている人たちをよく見かける。閑古鳥が鳴いているような店に私と友人が入って買い物していると、人がいることにつられて入ってきたおばちゃんたちでいつの間にか店が賑やかになっていることもよくある。
人のしていることは気にしないが、人がいるところにはいたいらしい。人口が多い国ならではかもしれない。

発見!面白中国

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photo credit: WinnerShih The Night In Wuzhen via photopin (license)

トイレ事情

最近はだいぶ改善されて、扉があるトイレがほとんどだが、まだまだ田舎の方では、扉のないニーハオトイレに出会うこともある。慣れたらなんてことないが、できれば扉のあるトイレに入りたい。

子供のズボン事情

1歳くらいまでの子供はまた割れズボンを履いている。こうしたズボンを开裆裤という。ズボンの下にはパンツを履いていないので、お尻が丸見えの状態で外出しているのだ。つまりいつでもどこでもトイレの準備万端というわけである。街頭や店内でまたはエレベーター内で、不自然な水たまりを発見したら、踏まないのがベストだ。

工場事情

道を走っていて、突然上半身だけ地面から出ている男性に出くわしたり、落とし穴に出くわすことがある。工事中でもコーンを立てて注意を促す習慣がないためである。マンホールの蓋を取って、そのまま何かを思い出してその場を去る人もいる。道路に突然現れた上半身だけの男性を引かないようにするのと、マンホールの穴に落ちないように自分を守るのは自己責任である。

最後に

ここでは紹介しきれなかった中国の面白ネタ、大好きポイントはまだまだあるが、とにかく住んでみると中国は意外と良い国である。一昔前の日本のように人も純粋で素朴で接しやすい。まだまだ改善してほしいところもたくさんあるが、これからこの国がどう変わっていくかが楽しみだ。