幼いころから大好きだったフルハウス!

フルハウスとは、1987年から1995年にかけてアメリカで放送されていたシチュエーションコメディドラマである。事故で母親を亡くしたタナー一家が、母親の弟であるジェシー、父の親友であるジョーイと一緒に住み、3人の子育てに奮闘するコメディドラマである。

日本では1993年から1997年にかけてNHKで全話が放送され、その後も1997年から2001年まで、2005年から2009年までと、その絶大な人気ぶりから何度も再放送を繰り返し、今日にいたるまで世界中の多くの人々に愛されているアメリカンドラマである。

フルハウスって?

フルハウスの主要登場人物

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 メインとなるタナー家はテレビ局のキャスターである父「ダニー」、よく悪知恵が働くが、とても妹想いの長女「D.J」、とてもおしゃべりで他人の秘密をよく漏らしてしまう次女「ステファニー」、家族の愛情をいっぱい受け、わがままに育った三女「ミシェル」の四人。それに加え、売れないバンドマンでエルビス・プレスリーに憧れる子供たちの叔父の「ジェシー」、売れないコメディアンで、いつもジョークを言っているダニーの親友「ジョーイ」がこの物語の軸となる。

その他にも、タナー家からうるさいと煙たがられている、D.Jの親友「キミー」、ダニーとともにおはようサンフランシスコという番組の司会を務め、のちにジェシーの彼女となる「ベッキー」、第二シーズン後半からタナー家の一員となった犬の「コメット」も登場し、タナー家はとても賑やかでおかしな家族の象徴となる。

口癖

フルハウスに登場するキャラクターは個性が強く、それぞれ何かしらの口癖を持ている。例えば叔父のジェシーは大のエルビスファンであることから、興奮した際には「Have mercy!」(たまんねえ!)と毎回言う。特に意中の女性とキスした後に発することが多い。次女のステファニーはいたずらをしかけられたり、相手にされなかったりした際に、いらだちを表し、「How rude!!」(失礼ね!!)と毎回言う。

3女のミシェルはカリフォルニア方言である「dude」をたびたび語尾につけ、「I got it,dude!」(了解だぜ!)という風に返事をしたりする。父ダニー親友であるジョーイは自分のジョークがウケたとき、「Cut it out!」(照れるだろ!)といって指をハサミにして歓声を切り取る動作をよくする。このジョーイの動きは一時アメリカでとても人気だったと言われている。こういったみんなの口癖を見つけるのもこのドラマの面白いところに一つではないかと思う。

フルハウスの魅力は?

フルハウスの魅力は何といっても個性豊かな家族の掛け合い!しかし、物語の前半はおかしくて笑える場面ばかりだが、後半にかけては家族愛であったり、思春期を迎える子供足りの葛藤、大人たちの苦悩など、共感、涙を誘うシーンも多い。特に家族内で問題が解決した際はいつもみんなでハグをしあい、家族の中をより一層深める。そういったシーンに家族の大切さ、絆を学ぶことが多い。

さらに全6シーズンあるこのシリーズはシーズンを追うごとに子供たちの成長が目にみえ、視聴者自身も親のような感覚になる。特に第一シーズンでは1歳にも満たず、歩くこともしゃべることもできなかった末っ子のミシェルがシーズンを朝寝ていくごとに大きく成長し、家族に混ざり冗談を言ったりするのは何とも感慨深くなる。またそんなミシェルの可愛さに悶絶する視聴者も私を含め、多いと思われる。母親が亡くなっても、みんなで毎日笑い、楽しく暮らすタナー家に勇気や元気をもらえる。こんな家族うらやましい!と何度も思った。

アメリカンジョークは日本人に通用する?

先ほど説明したとおり、フルハウスには面白おかしいジョークがふんだんに盛り込まれているのも見どころの一つである。しかし、アメリカンジョークは日本人には理解しがたいのではないかと思う人もいるだろう。

フルハウスには日本人が理解しがたいようなジョークはなく、直球ストレートな笑いが多い。私は幼いころからこのフルハウスの虜だが、彼らの織りなすドタバタコメディに何度も腹を抱えて大爆笑した。さらにフルハウスではたびたび日本の話題やジョークも登場するため、かなり親近感のわくドラマであるといえる。

私とフルハウス

私とフルハウスの出会い

日本人でも、私くらいの年齢(22歳)だとフルハウスを知らない人はいないのではないだろうか。というのも、物心ついたころから家庭のNHKチャンネルでは毎日のようにフルハウスが放送されていたからである。私の場合、少し特殊であり、母親がするハウスの大のファンであったため、リビングのテレビはいつもフルハウスであった。

英会話教室の先生をしていた私の母親は、フルハウスを英語でみることが子供の英語教育にいいと考え、進んで私にフルハウスを見させた。幼い頃はテレビの中の彼らが何を言っているかさっぱりわからなかったが、ただにぎやかでいつも笑い声にあふれた彼らの雰囲気に虜になっていた。

一時放送終了し、私の母もフルハウスから離れる期間があったが、再放送を開始した途端、再熱。そのころには私もなんとなく彼らの英語が理解できるようになり、ストーリーの虜になった。

フルハウスは当時の私にとって英語の教科書のような働きも担っていたのである。母親の教育に感謝である。おかげで今私に英語に対する苦手意識は全くなく、これらはすべてフルハウスのおかげであると考えている。

フルハウスと出会って以来、私はタナー家の虜であり、タナー家は私に家族の大切さだけでなく、英語に触れる機会を作ってくれた恩人である。

今の私とフルハウス

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私も大人になり、またしばらくフルハウスと離れる期間が続いていた。しかし、先月なんとなくの暇つぶしでNetflixを登録したところ、作品一覧にフルハウスを見つけたのである。驚くと同時に懐かしい思いに一気に駆り立てられ、それから暇さえあれはパソコンを開いてフルハウスを鑑賞している。

あの頃あこがれていたタナー家のみんなに再会できた喜びは、当然言葉では言い表すことができない。そして最近、約20年ぶりに一家が終結しNetflixで製作されはフルハウスのスピンオフ、「フラーハウス」が配信されている。いまはまだフルハウス第3シーズンまでしか見終わっていないが、第6シーズンすべてのおさらいを完了させた際には、このフラーハウスを鑑賞し、20年ぶりのタナー家との再会に涙したい。そしていつか私に子供が生まれたときには、私がそうであったようにフルハウスを見せ、英語能力だけではなく、家族の大切さ、温かさ、絆といったのもも、教えてあげられればいいと思う。

最後に

これまでフルハウスの魅力について多くを語ってきたが、フルハウスの魅力はこんなものではない。このドラマは見る人一人一人によって感じ方は当然違う。家族愛、恋愛、動物愛、士寸期の悩み、大人の葛藤…人生において大切なことを改めて気づかせてくれる。フルハウスが世界中で多くに人々に愛されているという事実は決して揺らぐことはないだろう。この素晴らしいドラマが今後も多くの人々の心に深く残り、愛されることを願って止まない。そして言うまでもなく、私は生涯フルハウスの大ファンであることに変わりはない。ぜひ、まだフルハウスを知らない人に、彼らの素晴らしさを知っていただきたい。そして私同様彼らの虜になることを願っている。