
自作パソコンとは?
自作パソコンのことを知ってる人もいると思いますが知らない方もいると思いますので、簡単に説明します。
通常パソコンと言えばNECとか富士通とかSONYとかメーカーのパソコンを連想すると思います。
自作とはその通り自分で作ったパソコンです。
自分で作ると聞くと難しいように思えますが、部品をそろえて組み立てだけ、感覚的にはプラモデルレベル程度の気軽さです。
自作への道
私がパソコンを趣味にしたのは約30年ほどの前で、当時はWindowsもまだありませんでした。
私が、一番最初に購入したパソコンNECのPC-98シリーズのパソコンで、今では、考えられないほど高額でした。
パソコン本体だけで30万も40万。スペックも現在とは、段違いです。
CPUが4MHzとか8MHzといったレベルで記憶ドライブもFDD(FDドライブ)しかありません。メモリーにいたっては648KBバイトです。音声も標準のままではBEEP音しか出ません。
モニターも別売りで14インチのCRT(ブラウン管)でも10万以上しました。
自作の前のステップとなったのは、メーカー製パソコンのパワーアップです。メーカー製パソコンのパワーアップに手を出し始めたのは初期のwindowsが出始めたころで、Windows3.1の時代ですね。
このころになるとCPUは、インテル286とか386の時代です。メモリーも4MBや8MBとかになってきます。記憶ドライブにもCD-ROMドライブも搭載されサウンドも標準搭載されパソコンでCDが聞けるようになりました。そして上位機種には30MBほどですがHDDが搭載され始まったのです。
そう、最初のパワーアップは、内臓HDDを自分でつけるところから、始まったのです。30MB程度のベアHDDを購入して、自分で内蔵HDDを取り付ける程度のことですが、それだけでメーカーの保障対象外になるのです。このころのパソコンは、PC-88シリーズでした。
なぜPC-88と言う選択というとパワーアップする幅が大きかったからです。当時は、メモリーやHDD、プリンターもPC-88にはPC-88用のメモリー、HDD、プリンターと専用のオプションしか使えませんでした。
最もシェアの大きいPC-88でなけばメモリーもHDDも手に入りにくく、その分高額になってしまいます。
当時のパワーアップは、あえてFDDドライブのみの安価なモデルを購入してCDROM.HDD ドライブ、メモリー増設、そしてCPUの交換をするのです。
当時のパソコンは、CPUのソケットが会えば、基本的に上位モデルとの交換が可能でした。(BIOS対応してる必要はあります)
ビルゲイツのおかげ?せい?(ビルゲイツの功罪)
Windows98の登場で、パソコンは、爆発的に普及したと言っても過言では、ありません。
自作PCにも多大な影響を与えました。私がPC自作をはじめた一因にもなりました。
Win98を動作させるため各メーカーのアーキテクチャがほとんど共通化してメーカーの個性が失われました。
個性は失われましたが、メモリーや、HDDなどのオプションは各メーカーで共用して使えるようになりコストダウンが進みました。
今まで例えば、PC-88はPC-88用メモリFM-7はFM-7用のメモリしか使えませんでしたが、DDR3という規格が同じなら全メーカーで使えるようになったのです。
メモリを専用に作るサードパーティのメーカーは、今まで機種ごとに作って販売してましたが全メーカーが同じ規格で作れるようになったので大幅なコストダウンが可能になったのです。
こしかも以前の自作にはパーツ同士の相性問題がありました。規格が一致していもパーツ同士の相性が悪いと動かない、不都合が起きるなどのトラブルが発生しました。しかし、windowsに対応したパーツでの相性問題は、ほぼ皆無になりました。高いパーツをかって相性問題が発生したのではたまりません。これが今まで自作に挑戦していなかった最大の理由です。
ビルゲイツのせいでメーカー製のパソコンが無個性化して、魅力がなくなりました。ビルゲイツのおかげでパーツの価格が下がり。低コストでパソコンの自作が可能になりました。
ビルゲイツのおかげでパーツの相性問題が解決して自作のハードルが下がりました。
これら理由で自作に挑戦することにしたのです。
自作パソコンの紹介
自作PCを紹介したいと思いますが、最初のころのPCは もう約20年前でスペックも良く覚えてません。
うろ覚えですが(笑)だいたいのスペックを紹介します。
最初の自作PC
- OS WIN98→XPにアップデート
- CPU Pentium 4 2Ghz(ノースウッドコア)
- メモリ 2GB
- CD-ROMドライブ
- 記憶容量HDD320MB×2(ミラーリング構成)
- PCケース 星野金属 ソルダムWINDYキューブ型
こうして今見ると20年で相当しょぼくなったと実感します(笑)
現在使用中のPC
- OS Win10 pro
- CPU i7 870 2.93Ghz
- メモリ 8GB
- VRAM 1GB RADION(Radeon HD5450)
- DVDーROM ドライブ
- 記憶容量 インテルSSD 30GB×2
- pcケースシルバーストーン キューブ型
- ファームウェア micro-ATX
- マザーボード ギガバイト
このパソコンは、WIN7が発売された時に、組んだパソコンでwin10にアップデートしました。
今回win7からwin10にアップデートした際は、OSのアップデートだけでしたがOSアップデートのさいにパソコンをパーアップする時安価にパワーアップできます。
メーカーパソコンの場合は買い換えなければなりません。
私のパソコンを例に説明します。
まず 最新のCPUのIntel CPU Broadwell-E Core i7-6800K 3.40GHz 6コア/12スレッド LGA2011-3 BX80671I76800Kにしたいと思います。
アマゾン価格46473円(2017年11月現在)
このCPUの使える間マザーボードに変更しなければなりません。
そこでASRock X99M Extreme4 LGA2011-3 M-ATXを選択 アマゾン価格30590円(2017年11月現在)
このマザーボードならメモリを64GBまで増設できます。(現在の8GBのメモリは使わなくなります)
16GBx4枚 でアマゾン価格30,364(2017年11月現在)
合計107424円で50万50万を超えるパソコン並みになります。
この程度の金額で常に最新のパソコンにパワーアップし続けられえるのが自作の魅力のひとつです。
自作PC最大のメリット
作PC の最大のメリットは、低価格で作れることでしたがバブル崩壊後のデフレスパイラル状態以後、メーカーの企業努力もありコストダウンで低価格化がすすみました。
さらにメーカーのみならずショップ製のBTOマシンも一般化して自作PCの最大のメリットは失われましたが、今なお自作にこだわる人は少なくありません。
自分好みのPCを作ろうと思ったら、自作でなければ選択肢が少なくなるからです。
何よりパーツを選んで組み立ていくという過程が楽しいのです。それこそが自作の最大の醍醐味です。
新しいOSがでたら自作心が騒ぎ出しそうです。