私が魅せられている画家「フェルメール」の魅力を語る。

私の好きな画家についてお話したいと思います。私は、今から10年程前より「フェルメール」の魅力に魅せられています。

そもそも「フェルメール」とは誰?

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フェルメールは、本名をヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト と言います。
ヨハネス・フェルメールは、ネーデルランド邦共和国の画家であり、バロック期を代表する画家の1人です。まるで映像のような写実的な絵画の手法と、綿密に計算された空間構成が得意
そして光による、巧みな質感表現を特徴としており、窓から降り注ぐ太陽光を表現するのに長けた画家と言えると思います。
フェルメールの通称で広く知られています。

フェルメールの何が魅力なの?

私が感じる、フェルメールの最大の魅力は光を巧みに描いた作品が多いということです。
フェルメールの代表的な作品、「真珠の耳飾りの少女」でそれを顕著に知ることができます。

「真珠の耳飾りの少女」とは?

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フェルメールの最も有名な作品のひとつであり、北欧のモナリザと称される傑作です。別名、青いターバンの娘とも呼ばれます。
本作において最も特徴的なのが、黒色で統一された背景に、とても鮮明に浮かび上がる少女の瞬間的な表情は、見る者に極めてかなり強烈な印象を与えています。これはレオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロも使用した、登場人物の描写以外の、絵画的な構成要素を極力無くした、暗中の背景とによって、対象を際立たせるという表現手法。

そして、鮮明な光の描写や目を引くターバンや衣服に使用されている、黄色と青色による鮮やかな色彩のコントラスト。

少女の、振り向きざまの一瞬を捉えたかのような構図などとの相乗的効果によるところが大きいと思われます。
また、1882年のオークションでは、わずかに2.5ギルダー(1ポンド以下)で売却されたという来歴を持っています。
そして、本作の最も大きな謎のである誰を描いたものであるか?

この疑問に対しては、理想化された人物であるという説や、フェルメールの娘のひとりを描いたものである、という説など諸説唱えられているものの、現在も確実な根拠を見出す決定的な証拠はないとされています。
なお、1668から69年頃に手がけられたと推測される本作と同様に、人物の頭部のみを描いた作品「少女の頭部」が、メトロポリタン美術館に所蔵されています。

私が感じるこの作品の魅力

この「真珠の耳飾りの少女」はフェルメールを知らない方でも、この絵はどこかで見たことがあり知っているというくらいに有名と言っても過言ではありません。

振り向きざまに不意を打たれたかのような少女の何とも言えない表情が、胸を打ちます。何かを話し出しそうな唇と、どんな角度から見ても目があっているかのような、不思議な空間構成。そして、美しくみえる艷やかな唇の秘密はやはり光なのです。

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白い絵の具がのせられることによって、唇にツヤが表れその美しさを表現しています。
また、大きな瞳の中にも無数の白い点を絵の具でおくことにより、瞳の輝きを増す効果が表れるために吸い込まれるような瞳を表現することが可能になります。

私は、この大きな瞳と艷やかな唇に少女から女性になろうとしている彼女の魅力を垣間見てしまいます。
過渡期の美しさを表現できているのも、フェルメールが得意とする光の表現技法なのです。
また、耳元に揺れる大きな真珠の存在も忘れてはいけません。何より作品名が「真珠の耳飾りの少女」なのですから。
この耳飾りにも巧みな光描写があります。一見暗い色をした耳飾りですが、影の中にも白い点を絵の具でおくことにより真珠のわずかな煌めきをしっかりと描きこんでいます。
絵画が大好きで、美術館巡りが趣味の私ですが、他にも大好きな画家は複数います。しかしながら、フェルメールの魅力は格別です。
分かっていないことや解明されていない事実があるからこそのミステリアスな魅力と、光を巧みに操るその技法が大好きです。
とにかく、私は何分見ていても飽きない作品がこの「真珠の耳飾りの少女」なのです。

ヨハネス・フェルメール屈指の代表作「牛乳を注ぐ女」

フェルメールの絵画人生は短く、作品数も30数点と少ない中で、私が好きなものの1つであるのが、ヨハネス・フェルメール屈指の代表作である「牛乳を注ぐ女」です。

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彼の全ての作品の中でも、特に人気が高いほうで、現在も数多くの人々を魅了し続けている作品としても知られていると思います。この作品は、いわゆる使用人階級にあたると思われる女性が、牛乳を陶製の容器の中へ注ぎ込むというとてもとてもシンプルな、日常風景の一場面を描いた作品です。

その表現は、画面全体にフェルメール様式の大きな特徴のひとつである、ポワンティエ技法(点綴法)が認められています。これは先程から何回か説明している、白い点を絵の具でのせるというものです。

その光の表現における効果は、テーブルの上に置かれるパンへ顕著に示されています。(同部分の絵具層は、何と三層に重ねられているということが、最近の技術であるX線調査によって判明しました)。

また左部の窓から室内に射し込んだ柔らかく、明瞭な光描写の本当に絶妙な加減であったり、画面を包み込んでしまう穏やかな雰囲気なども特筆すべき点であります。

 

牛乳を注ぐ女や、テーブル上の黄色、青色、赤色と、白壁との鮮やかなコントラストは爽わやかな印象を強く与えることに成功しています。
そしてフェルメールは、テーブル上に、より多くの食物を配置するために、テーブルを長方形ではなく台形状に描いているのです。
なお、この作品にはかつて署名が記されていたことが判明していましたが、現在では、その判明はとても困難な状態にあると言われています。

最後に

私は、大げさかもしれませんが生まれて初めて絵画を見て涙した画家がフェルメールでした。自分でもとても不思議な感覚に襲われましたが、鳥肌がたち涙が溢れてきました。
来日してくれたことへの感謝と、そこへたどり着き見ることができたことへの感謝の気持ちが溢れてきたのでした。
他にもルノワールやモネなどの印象派の絵画も大好きで、東京へ来日する度に足を運びます。

これまでもフェルメール作品が来日する度に鑑賞に行っているので、半分以上の作品を見たのではないかと思われます。できれば全作品を見ることが今の大きな夢です。フェルメールの生まれ故郷である、オランダにも訪れて彼の作品にも描かれている風景を実際に見てみたいなとも思っています。

最近、「真珠の耳飾りの少女」のパズルを完成させました。額縁に入れて壁に飾り、実作品を想像しながらお部屋で鑑賞しています。この時間が、何よりリラックスできて好きです。